追悼 アンドレ・プレヴィン（1929年4月6日 - 2019年2月28日）

作曲家、編曲家、映画音楽、ジャズ・ピアニスト、クラシック・ピアニスト、指揮者として第2次大戦後から今日まで、長きにわたり多彩な活躍を見せた偉大な音楽家、アンドレ・プレヴィンが2019年2月28日、ニューヨーク、マンハッタンの自宅で亡くなりました。89歳でした。謹んでご冥福をお祈りいたします。

アンドレ・プレヴィンは1929年ドイツ・ベルリン生まれ。ベルリン高等音楽院でピアノを学び、9歳でパリ音楽院に入学。ユダヤ系の家庭だったためナチスを逃れ193８年にアメリカに移住し、1943年に合衆国市民権を獲得しました。10代から天才ジャズ・ピアニストとして有名となり、1946年、まだ高校生だったときにMGM映画と契約。『恋のてほどき』（1958）『マイ・フェア・レディ』（1964）など多くの映画音楽を作曲、あるいは編曲、指揮しました。同時に1950年代にはサンフランシスコで大指揮者ピエール・モントゥーにプライヴェート・レッスンを受け、指揮法を学びました。1962年にクラシックの指揮者としてデビュー。以後、世界で最も著名な指揮者の一人として活躍しました。また、晩年は日本との関わりも深く、2009年から３年間、ＮＨＫ交響楽団の首席客演指揮者をつとめ、東日本大震災後にはニューヨークで犠牲者を追悼する曲の指揮もしています。ここでは映像やCDをご紹介しながら、彼の生涯の歩みとその芸術を振り返ります。
（タワーレコード）


ジャス・ピアニスト時代

"I'll Remember April"を弾くジャズ・ピアニスト、アンドレ・プレヴィン（1959）

 

プレヴィンが手掛けた映画音楽

映画『マイ・フェア・レディ』（1964）より

 

クラシック演奏家としてのデビュー時代（1962～66）

 

ロンドン交響楽団首席指揮者時代（1968～1979）

プレヴィン指揮ロンドン交響楽団
プロコフィエフ『キージェ中尉』より（1970年代）

 

 

ピッツバーク交響楽団音楽監督時代（1976～1984）

プレヴィン指揮ピッツバーグ交響楽団
The Blue Max by Jerry Goldsmith（1977）

 

ロサンジェルス・フィル首席指揮者時代（1985～1989）

 

ロイヤル・フィル首席指揮者、音楽監督時代（1985～1992）

プレヴィン（弾き振り）ロイヤル・フィル
モーツァルト：ピアノ協奏曲第24番より

 

ウィーン・フィルとの共演録音

 

バレエ指揮者としてのアンドレ・プレヴィン

 

協奏曲指揮者としてのアンドレ・プレヴィン

チョン・キョンファ（vn）プレヴィン＆ロンドン響
ブルッフ：ヴァイオリン協奏曲第1番より終楽章

 

室内楽、伴奏ピアニストとしてのアンドレ・プレヴィン

 

NHK交響楽団との共演録音