日経日曜版「名作コンシェルジュ」に紹介!ブルーノ・ワルター&ウィーン・フィル・ライヴ1948-1956
2020年8月9日(日)日経日曜版「名作コンシェルジュ」に掲載
「甘やかな演奏に始まり 力強いリズムで颯爽と」(鈴木淳史氏評)
※ 2020年8月18日(火)再入荷予定
ソニーミュージックから日本独自企画でSACDハイブリッド盤3枚組として発売された「ブルーノ・ワルター&ウィーン・フィル・ライヴ1948-1956」が、2020年8月9日(日)の日本経済新聞日曜版の鈴木淳史氏による名物コラム「名作コンシェルジュ」に紹介されました。
鈴木氏は、このセットに含まれた音源が日本でのワルター人気の高さにより「1975年に日本独自の企画として初めて世に出た」ことを紹介。「音声はモノラルだし、テープも傷んでいたり、決してベストな音質ではない」が、「ウィーン・ムジークフェライン特有の生暖かい響きが聴き取れる」とし、ワルターとウィーン・フィルの演奏について、「モーツァルトの交響曲第40番は、最初の主題でヴァイオリンがにゅるりと音を滑らせる。いきなりの甘やかなポルタメント。居酒屋に入ったら突き出しで極上スイーツが出てきたような衝撃といっていい」と解説。「スイーツに始まった演奏だが、じつに力強いリズムに支えられて颯爽と進む。展開部では激しく声部同士がぶつかり合う」「ツンからデレまでといった流れがスムースで、その境目が目立たないばかりか、一続きに描いてみせる」と、ワルター&ウィーン・フィルならではの変幻自在の名演奏を称賛しています。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)
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(タワーレコード)
カテゴリ : Classical
掲載: 2020年08月12日 00:00