2022年11月に来日したピアニスト、イゴール・レヴィットが話題に
イゴール・レヴィットがベートーヴェン演奏で評判に!
「恐るべき怪物ピアニスト ベートーベンを睨み切る」(片山杜秀氏評)
1987年生まれ、ロシア出身でドイツを拠点として活躍しているピアニスト、イゴール・レヴィットが来日。11/18(金)、11/19(土)に紀尾井ホールで「イゴール・レヴィット ピアノ・リサイタル」を開き、ベートーヴェンの初期と中期のピアノ・ソナタを弾き話題となりました。その後も12/6(火) NHK クラシック倶楽部 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31&32番の放送、12/8(木)朝日新聞(片山杜秀の蛙鳴梟聴)「恐るべき怪物ピアニスト ベートーベンを睨み切る」などメディアでも取り上げられ、ますます評判が高まっています。
(タワーレコード 商品統括部 板倉重雄)
イゴール・レヴィット
1987年生まれ、旧ソ連・ゴーリキー(現露・ニジニーノブゴロド)出身のピアニスト。3歳からピアノを始め、6歳でオーケストラ・デビュー。8歳で独へ移り、2004年にマリア・カラス国際コンクール第2位、翌年のアルトゥール・ルービンシュタイン・コンクールに最年少参加で4つの賞を獲得。2009年にハノーファー音楽大学を歴代最高成績で卒業。以来、数々の世界の一流オーケストラや指揮者と共演し、室内楽も積極的に演奏。2013年に〈ソニー・クラシカル〉よりアルバム・デビュー。2018年に第4弾『ライフ』を発表。同年にギルモア・アーティスト賞とロイヤル・フィル年間最優秀器楽奏者賞を受賞。
(CDジャーナル)
レヴィットが弾くベートーヴェンのピアノ・ソナタ録音
完璧なテクニックと芸術的成熟を合わせ持つ天才ピアニスト、イゴール・レヴィット。2013年にベートーヴェンの「後期ピアノ・ソナタ集(第28~32番)」という大作2枚組で驚きのデビューを飾ったレヴィットが、それを起点に足かけ6年の歳月をかけて32曲のソナタ集の全曲録音を敢行。待ち望まれていたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32 曲のセッション録音。現代最高のベートーヴェン演奏としてレコード芸術誌の名曲名盤企画で早くもも高く評価されるなど、大きな評判を呼んでいます。
レヴィットの最新盤『トリスタン』
「トリスタン」といえばワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」(1857~59年作曲)がまず思い出されます、この曲の前奏曲の冒頭で聴かれる精妙な和音進行は、その後の20世紀音楽への道を用意したと言われます。そしてこの曲に影響を受けて現代の作曲家ヘンツェが作ったのがピアノと電子音楽テープと管弦楽のための「トリスタン」。マーラーの最後の(未完の)交響曲のアダージョ、そしてオープニングとエンディングにワーグナーの岳父にあたるフランツ・リストの有名な「愛の夢」と「夕べの調べ」を配し、レヴィットらしい仕掛けが凝らされた2枚組です。
カテゴリ : Classical
掲載: 2022年12月13日 00:00