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「名作コンシェルジュ」掲載!ミヨー自作自演「屋根の上の牡牛、世界の創造」

ミヨー「屋根の上の牡牛、世界の創造」

2023年4月9日(日)日経日曜版「名作コンシェルジュ」に紹介されました
「おどけつつもシニカル ブラジルの音楽を引用」 鈴木淳史氏評

20世紀フランスの作曲家ダリウス・ミヨー (1892~1974) が1956年に自作を指揮し、名録音技師アンドレ・シャルラン(1903~1983)がステレオ録音した「屋根の上の牡牛、世界の創造」が、2023年4月9日(日)日経日曜版の鈴木淳史氏による名物コラム「名作コンシェルジュ」で紹介されました。

鈴木氏は「『屋根の上の牡牛』というタイトルがいい」と書き始め、コクトーの台本、デュフィの舞台によって上演されたミヨー作曲のバレエ作品が「明確なストーリーはないが、アメリカの禁酒法を揶揄するコンセプトをもつ。かなりナンセンスなコメディだったようだ」と紹介。その音楽は「賑やかでおどけた音楽。そのなかに、ぴりっとしたシニカルさと哀愁も宿る」「ブラジルのサンバやタンゴ。全部で23曲から引用した旋律をパッチワークのように組み合わせ」たもので、そうなった理由についても解説しています。

ミヨーによる自作自演盤は「まばゆいばかりのにぎにぎしさ。整理され切ってない雑然さが醸し出す独得な香ばしい空気感がたまらなく魅力的な演奏だ」とし、シャルランによる録音も「生々しい」「今回のリマスタリングでさらにシャープな音像に蘇った」と絶賛しています。
(タワーレコード 商品統括部 板倉重雄)

【曲目】
ミヨー:
屋根の上の牡牛 Op.58
世界の創造 Op.81

【演奏】
シャンゼリゼ劇場管弦楽団
ダリウス・ミヨー(指揮)

【録音】
1956年
シャンゼリゼ劇場(パリ)

デジタライゼーション&リマスタリング:ブリュノ・ゴリエ(2022年)

カテゴリ : Classical

掲載: 2023年04月11日 00:00