原田慶太楼「情熱大陸」出演~音楽のもつ魔法の力を信じて!世界でタクト振るう熱血マエストロ
11月10日(日)よる23:00~TBS系「情熱大陸」に指揮者 原田慶太楼さんが出演しました。2024年10月、音楽・芸術監督を務めるサヴァンナ・フィルハーモニックの一大イベント、3万人の聴衆を集める音楽フェスが開催。だが、アメリカ南東部を襲ったハリケーンにより街も大きな被害を受ける。自分たちに何ができるだろうかー音楽の力を信じて世界を駆ける若きマエストロの実像が描かれました。
(タワーレコード)
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豪快なのに繊細、情熱的なのに冷静。原田慶太楼のタクトは自在だ。
39歳。新進気鋭の指揮者に、今や世界中から引き合いが絶えない。1年にわたる密着取材の間にも、神奈川、大阪、新潟、長野、アメリカ、タイ・・・忙しく飛び回るそのステージは地球規模だ。
東京交響楽団の正指揮者として活躍する傍ら、アメリカ・ジョージア州の港湾都市サヴァンナの交響楽団で音楽・芸術監督も務める。そこでの仕事は多岐に渡る。指揮者としてはもちろん、1年先の定期演奏会の曲目決定からコンサートの演出、さらにはスポンサー集めまで、楽団の顔としてあらゆることを担い各方面に気を配る。流暢な英語と献身的な仕事ぶりですっかり街にも溶け込んでいる。
一方で、日本のクラシック界が抱える課題には気を揉む。聴衆の高齢化、観客の減少・・・。原田は若い新たなファン層の拡大を狙って、ヴァーチャルピアニストを用いた驚きの演奏会を企画したり、幼い頃からクラシックを身近に感じてもらうため0歳児も入場OKのコンサートを開催したり、忙しい合間を縫って大学生の楽団の指揮も買って出る。愛する音楽のためアイデアを具現化する日々だが、意外な言葉を口にする。「音楽の才能はゼロに近い」
先月、サヴァンナ・フィルハーモニックの一大イベント、3万人の聴衆を集める音楽フェスが開催された。だが、アメリカ南東部を襲ったハリケーンにより街も大きな被害を受ける。自分たちに何ができるだろうかー
音楽の力を信じて世界を駆ける若きマエストロの実像。
(「情熱大陸」番組ページより)
サヴァンナ・フィルハーモニック公式HPより
原田慶太楼のCD一覧(2024年11月現在)
番組ではバーンスタイン:《ウェスト・サイド・ストーリー》組曲、ヴェルディ:歌劇《運命の力》序曲、チャイコフスキー:幻想序曲《ロミオとジュリエット》、スクリャービン:交響曲第2番、ベートーヴェン:交響曲第9番などの指揮シーンが流れました。いずれもその曲ズバリのCDはまだ出ていませんが、バーンスタイン作品と同じテイストなら1枚目のアルバム「Danzon」をお勧めします。また、原田慶太楼の「熱血マエストロ」ぶりを知りたい場合は、アルバム「Aconcagua」「火の鳥」がお勧めです。ロックや民族音楽の要素も取り込んだ日本を代表する作曲家、吉松隆作品にご興味があれば、2枚の吉松隆アルバムがお勧めです。いずれもロックやジャズにも通じた原田慶太楼のグルーヴ感あふれる演奏を楽しむことができます。
(タワーレコード)
原田慶太楼 (はらだ けいたろう)
Profile
アメリカ、ヨーロッパ、アジアを中心に目覚しい活躍を続けている期待の俊英。2021年4月東京交響楽団正指揮者に就任。シンシナティ交響楽団およびシンシナティ・ポップス・オーケストラ、アリゾナ・オペラ、リッチモンド交響楽団のアソシエイト・コンダクターを経て、2020年シーズンからアメリカジョージア州サヴァンナ・フィルハーモニックの音楽&芸術監督に、2024年4月には愛知室内オーケストラの首席客演指揮者兼アーティスティック・パートナーに就任。ヒューストン、インディアナポリス、メンフィス、ルイジアナ、ウエストバージニア、ツーソン、フェニックス、ハワイ等のオーケストラと共演。国内でもN響、読響、都響をはじめ多くのオーケストラと共演。オペラ指揮者としても実績が多く、アリゾナ・オペラのアシスタント・コンダクターとして、<ドン・パスクワーレ><連隊の娘><カルメン><トスカ>ほかの作品を手がけてきた。シンシナティ・オペラ、ブルガリア国立歌劇場、ノースカロライナ・オペラで活躍。2010年タングルウッド音楽祭で小澤征爾フェロー賞、2013年ブルーノ・ワルター指揮者プレビュー賞、2014・2015・2016・2020・2021・2022年米国ショルティ財団キャリア支援賞を、2023年には日本人初となるトップのコンダクター賞を受賞。
1985年東京生まれ。インターロッケン芸術高校音楽科において、指揮をF.フェネルに師事。2006年21歳のときにモスクワ交響楽団を指揮してデビュー。
2009年、ロリン・マゼール主催の音楽祭「キャッソルトン・フェスティバル」にマゼール氏本人の招待を受けて参加。2010年には音楽監督ジェームズ・レヴァインの招聘を受けてタングルウッド音楽祭に参加、2011年には芸術監督ファビオ・ルイジの招聘によりPMFにも参加。これまでに、ロバート・スパノ、マイケル・ティルソン・トーマス、オリバー・ナッセン、ヘルベルト・ブロムシュテット、ステファン・アズベリーなどに師事。
子供たちが心から楽しめる本物の音楽を届ける事と、日本人作曲家の作品を世界に広めることをライフワークとし、東京交響楽団&サントリーホール主催「こども定期演奏会」で取り組んでいる子供と若手作曲家による「新曲チャレンジ・プロジェクト」は自身の熱い想いが詰まった企画となって実現されている。
第29回渡邉曉雄音楽基金音楽賞、第20回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。
2024年5月31日、2025年7月からアメリカオハイオ州のデイトン・フィルハーモニック管弦楽団音楽・芸術監督に就任することが日米で同時に発表された。日本で2つのタイトル、アメリカで2つのタイトル、原田は今新たな旅を始めようとしている。
オフィシャル・ホームページ:kharada.com/ @KHconductor
カテゴリ : Classical
掲載: 2024年11月11日 00:00