ピアニスト 亀井聖矢「情熱大陸」出演~超絶技巧の若き“ヴィルトゥオーゾ” ピアノの詩人・ショパンに挑む
ショパン / スケルツォ 第1番 ロ短調 作品20
亀井聖矢 YouTubeページより
3月10日(日)よる23:00~TBS系「情熱大陸」にピアニスト 亀井聖矢さんが出演します。2022年、パリで開催されたロン=ティボー国際音楽コンクールでは、第1位に輝くと同時に「聴衆賞」と「評論家賞」も受賞。技術に裏打ちされた圧倒的な表現力と、多彩な音色で聴くものを音楽の渦に巻き込んでゆきます。そんな亀井さんが、昨年からショパンに集中的に取り組んでいます。しかし亀井さんは意外にも、ショパンを弾くことが「苦手」なのだと言います。番組では、世界で活躍するピアニストを目標に、日本とヨーロッパを行き来する日々。亀井さんはショパンを弾くために何を求め、何を学び、何を得るのか。全曲ショパンによるリサイタル、ドイツの音楽大学でのレッスン、リトアニアとフランスでのコンサート、そして、ショパンの祖国ポーランドを代表するワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団との共演などを通じ、ショパンを弾くことの苦悩を浮き彫りにします。
(タワーレコード)
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亀井聖矢、22歳。いま最もコンサートチケットが入手しづらいピアニストの一人と言っても過言ではないだろう。
2019年、ピティナ・ピアノコンペティションでの特級グランプリと、日本音楽コンクールピアノ部門での第1位(同年受賞は史上初)を獲得し、一躍注目の的に。大きな手を武器に、超絶技巧を駆使して難曲を弾きこなすヴィルトゥオーゾ(卓越した演奏能力の持ち主)としてキャリアをスタートさせた。
2022年、パリで開催されたロン=ティボー国際音楽コンクールでは、第1位に輝くと同時に「聴衆賞」と「評論家賞」も受賞。技術に裏打ちされた圧倒的な表現力と、多彩な音色で聴くものを音楽の渦に巻き込んでゆく。
そんな亀井が、昨年から集中的に取り組んでいるのは「ピアノの詩人」と称されるショパン。CMやドラマで楽曲が使われることも多く、親しみやすい旋律はクラシックファンのみならず人気が高い。しかし亀井は意外にも、ショパンを弾くことが「苦手」なのだと言う。「大好きな作曲家だから情感をたっぷり込めて弾くと、過剰になってしまうんです」。ポーランド特有のリズムと、ガラス細工のように美しく繊細なメロディ。亀井にとっては、感情の込め具合や、音楽の流れをいかに自然に作るかが、とてつもなく難しいのだという。
自他共に認める練習の虫だが、ピアノを離れると料理と謎解きをこよなく愛する22歳の青年。留学中のドイツで下宿先を訪ねると、スマホ片手にレシピを何度もチェックしながらカルボナーラを作り、取材スタッフに振る舞ってくれた。早起きが苦手だったり、メールやLINEの返信がちょっと億劫だったり、どこにでもいそうな若者の横顔が覗く。
世界で活躍するピアニストを目標に、日本とヨーロッパを行き来する日々。亀井はショパンを弾くために何を求め、何を学び、何を得るのか。全曲ショパンによるリサイタル、ドイツの音楽大学でのレッスン、リトアニアとフランスでのコンサート、そして、ショパンの祖国ポーランドを代表するワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団との共演から、ショパンを弾くことの苦悩が見えてくる。ヴィルトゥオーゾからショパニストへ、世界を見据える22歳は大いなる変革の時を迎えている。
(「情熱大陸」番組ページより)
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サントリーホールにてレコーディング!待望の1stフルアルバム!
19年にピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、日本音楽コンクール第1位というダブル受賞で注目を浴び、22年にはマリア・カナルス国際コンクール第3位、ヴァン・クライバーン国際コンクールセミファイナリストなど、国内外で目覚ましい躍進を見せている弱冠20歳のピアニスト・亀井聖矢待望の1stフルアルバム『VIRTUOZO』がリリース。本作には「ラ・カンパネラ」「マゼッパ」などピアノの魔術師と称されたリストの作品の中でも超絶技巧を要する楽曲、ピアノ曲の中で最難曲と言われている「イスラメイ」「スカルボ」など、ヴィルトゥオーゾ作品を収録。今回のレコーディングは、サントリーホールでの収録が実現。
(ソニー・ミュージック)
【曲目】
01 リスト:ラ・カンパネラ
02 リスト:超絶技巧練習曲第4番 「マゼッパ」
03 リスト=ベッリーニ:「ノルマ」の回想
04 ラヴェル:夜のガスパール - 1.オンディーヌ
05 ラヴェル:夜のガスパール - 2.絞首台
06 ラヴェル:夜のガスパール - 3.スカルボ
07 バラキレフ:東洋風幻想曲 「イスラメイ」
【演奏】
亀井聖矢(ピアノ)
亀井聖矢 (かめいまさや)
2022年11月、ロン=ティボー国際音楽コンクールにて第1位を受賞。併せて「聴衆賞」「評論家賞」の2つの特別賞を受賞。
2001年生まれ。4歳よりピアノを始める。桐朋学園大学1年在学中の2019年、第88回日本音楽コンクールピアノ部門第1位、及び聴衆賞受賞。同年、第43回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、及び聴衆賞受賞。2022年、マリア・カナルス国際ピアノコンクール第3位受賞。ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールセミファイナリストなど、国内外での受賞を重ねている。
これまでに、飯守泰次郎、石崎真弥奈、井上道義、梅田俊明、海老原光、大井剛史、太田弦、大友直人、沖澤のどか、尾高忠明、川瀬賢太郎、佐藤俊太郎、出口大地、原田慶太楼、広上淳一、藤岡幸夫、松井慶太、山下一史、渡邊一正の各氏の指揮で、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、京都市交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、札幌交響楽団、群馬交響楽団と共演。
2022年12月のサントリーホールデビューリサイタルは2000席が完売し、角野隼斗との2台ピアノでのコンサートツアーも全公演完売にて開催し、圧巻の演奏で好評を博した。2023年5〜8月にて自身初となるソロでのツアーを全国12公演にて開催し、約1万5000人を動員した。
これまでに、第9回福田靖子賞、第6回アリオン桐朋音楽賞受賞。2023年には、文化庁長官表彰(国際芸術部門)、第32回出光音楽賞、岐阜県芸術文化奨励賞、愛知県芸術文化選奨文化新人賞を受賞。
2022年12月7日には、1stフルアルバム「VIRTUOZO」をリリースし、「レコード芸術」誌にて特選盤に選出。また、テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK「クラシック倶楽部」、TBS「日曜日の初耳学」、日本テレビ「世界一受けたい授業」などメディアでも多数取り上げられるなど、今もっとも勢いのあるピアニストとして注目されている。
愛知県立明和高等学校音楽科を経て、飛び入学特待生として桐朋学園大学に入学し、2023年3月に同大学を首席で卒業。現在、カールスルーエ音楽大学、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースに在籍中。これまでに、青木真由子、杉浦日出夫、上野久子、岡本美智子、長谷正一、児玉桃の各氏に師事。作曲を鈴木輝昭氏に師事。2021~2022年度公益財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生。第51回公益財団法人江副記念リクルート財団奨学生。
(亀井聖矢オフィシャルサイトより https://www.masaya-kamei.com/)
カテゴリ : Classical
掲載: 2024年03月06日 19:00