神尾真由子~チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲リリース
神尾真由子のトレードマーク、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。2007年6月、第13回国際チャイコフスキー・コンクールで居並ぶ審査員と耳の肥えた聴衆を圧倒して優勝を飾ったのがこの協奏曲であり、世界各地のオーケストラとの共演でも取り上げている神尾にとってのキー・レパートリーともいえる重要な作品です。名門RCA Red Seal専属契約第3弾で、ついにその黄金のレパートリーの録音が実現! これこそ全音楽ファンが待ち望んだアルバムです。カップリングは20世紀ロシアの大作曲家プロコフィエフの人気曲、ヴァイオリン協奏曲第2番。1935年にマドリッドで初演されたこの作品は、伝統的なロシア民謡を思わせる素朴なヴァイオリンの旋律が耳を捉える第1楽章からして明快で聴きやすい作風が特徴。神尾にとってもチャイコフスキーに匹敵する得意曲です。父クルトの血を受け継ぎ、ロシア音楽には一家言を持つトーマス・ザンデルリンクが、イギリス最古のオーケストラ、名門ハレ管弦楽団から重厚なソノリティを引き出して十全のバックアップを行っています。