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【RETURN OF JAZZ FUNKキャンペーン】オーサカ=モノレール 中田亮 セレクション

来年、結成20年を迎える。結成から一貫して「1968~72年のFUNKサウンドを現代に蘇らせる」ことに執心し、9人編成のFUNKオーケストラとして世界のシーンの第一線を走り続けて来た。徹底的なこだわりのライブ、レコーディングに加え、70sブラックムービーの自主配給なども手掛ける。 2006年、“FUNK界のファーストレディ”ことマーヴァ・ホイットニーの初来日ツアーを実現させ、アルバム・プロデュースも行った。毎年ヨーロッパ遠征ツアーを敢行しており、2009年にはバルセロナ公演を収録した『LIVE IN SPAIN』(CD+DVD)を発表。2010年も、オランダ、ドイツ、フランス、スペイン、イタリアにて全14公演のツアーを大成功させた。6年目となる本年秋のツアーも現在調整中。本夏には初のニュージーランド公演も決定している。 待望の7thニューアルバム『STATE OF THE WORLD』8月10日発売となる。

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 ジャズ以外のブラック・ミュージック・ファンにも聴いて欲しい!serect by 中田 亮 中田亮:黒人音楽の素晴らしさを感じさせてくれる作品を選んでみました。

ROY MERIWETHER『Nubian Lady』
ロイ・メリウェザーさんは残念ながらジャズ界ではあんまり有名ではないピアニストですが、彼の伯父さんはブルース界で有名なビッグ・メイシオというピアニストなのです。このライヴ・アルバムでは伯父さん譲りのマシンガンみたいなエゲつないプレイでピアノを弾きたおしています。ピアノ・トリオなのに重戦車なみの攻撃力です。

 

CHARLES WILLIAMS『Trees And Grass And Things』
なんと渋味溢れるジャケットなんでしょう。ヒタイに浮かぶアオスジが男くさくてたまりません。絞り出すようなトーンでブルージーなフレーズを吹かせたら天下一品のアルト・サックス奏者がチャールス・ウィリアムスさんです。感情をたっぷりのせた吹きっぷりはまさに演歌の世界ですが、ギターのコーネル・デュプリーさんもいつも以上にネットリしています。

 

JOE MCPHEE『Nation Time』
今も活動を続ける孤高のフリージャズの闘士、とも言うべき存在がテナー・サックスのジョー・マクフィーさんです。ほとんどの作品はバキバキのフリージャズなのですが、このライヴ・アルバムだけはファンクでスピリチュアルなのです。「What time is it?!」「Nation Time!」という冒頭のコールアンドレスポンスを耳にするたび、そのすさまじい熱量に圧倒されます。

 

O'DONEL LEVY『Breeding Of Mind』
僕の中では「ジョージ・ベンソンになれなかった男」的なイメージのあるオドネル・リーヴィさんです。ハンサムとは言いがたいルックスやトツベン・スタイルのプレイが愛すべきギタリストです。このアルバムは「We've Only Just Begun」や「Let's Stay Together」など、当時のヒット曲のカヴァー集ですが、歌心たっぷりのギターが素敵な大人のためのソウル・ジャズ・アルバムです。

 

CAL GREEN『Trippin' With Cal Green』
ジェイムズ・ブラウンさんが60年代に所属していたのがキング・レコード。そのレーベル・メイトだったハンク・バラッドさんが50年代に率いていたのがザ・ミッドナイターズで、そのギタリストだったのがカル・グリーンさんです。同じグリーンでもグラント・グリーンさんとはまた味わいの違う、R&B仕込みの濃厚なフレーズが最高なのです。

 

LYMAN WOODARD 『Don't Stop The Groove』
デニス・コフィーさんの久々の新作が話題ですが、そのコフィーさんとデトロイトでトリオを組んでいたのがこのライマン・ウッダードさん(オルガン)です。数年前にリイシューされた「Saturday Night Special」というアルバムが有名ですが、この79年のライヴ盤も最高にファンキーです。やはりデトロイトあなどるなかれ、です。

 

IVAN BOOGALOO JOE JONES『Sweetback』
名門Prestigeレーベルでバーナード・パーディさんやグローバー・ワシントンJr.さんらと数々のジャズ・ファンクの傑作を生み出したのがアイヴァン・ブーガルー・ジョー・ジョーンズさんです。Prestige卒業後に吹き込んだこのラスト・アルバムではギターよ燃え尽きて灰になれと言わんばかりに弾きまくっています。ジャケは少しエロいですが、内容は決してスウィートではないです。

 

BUDDY RICH 『The Roar Of '74』
ビッグバンド・ジャズを代表する名盤のひとつではないでしょうか?ジャズ・ドラムの大御所バディ・リッチさん率いるビッグバンドの74年作です。冒頭の「Nuttville」から始まるド迫力の高速チューンの連続。バンドのアンサンブルの正確さやグルーヴの凄さもさながら、録音当時50代とは思えないリッチさんの手数の多いドラムに圧倒されます。

 

JIMMY McGRIFF『Groove Grease』
ジャズ・ファンク界にオルガン奏者は数あれど、「不良の美学」のようなものを一番感じさせてくれるのがジミー・マグリフさんです。聴いていると、まるでセンスの良いハードボイルド小説を読んでいるような気持ちになります。ブルースが大好きなのもカッコいい。そしてこのアルバムのリズム隊は最高です。

 

ARNETT COBB & THE MOBB『Chittlin' Shout』
アーネット・コブさんはホンカーと呼ばれるブロウ派サックスの大御所で、ほとんどの作品はスウィング系のサウンドですが、このアルバムだけはなぜかファンクに挑戦しています。テキサス仕込みのドスのきいたフレーズ満載で、これはもう黒人音楽の一大傑作です。

 

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カテゴリ : 予約 ニューリリース キャンペーン

掲載: 2011年06月03日 17:18

更新: 2011年06月03日 19:24