生誕100年、『レココレ』がロバート・ジョンスンを特集
『レコード・コレクターズ 2011年9月号』
【特集】 ロバート・ジョンスン
戦前ブルースに興味のない人でもロバート・ジョンスンの名を聞いたことのない音楽ファンは少ないかもしれません。1961年に初のLPが出されてから、エリック・クラプトンやローリング・ストーンズら、多くの英米のロック・ミュージシャンたちがリスペクトを表明し、カヴァー曲も数知れず発表されてきました。当時は写真が1枚も残されておらず(後に発見)、その生涯が謎に包まれたミステリアスな存在でもありました。戦前ブルースのさまざまなスタイルを消化し、ロックにまで繋がるフォーマットを作り出したこの伝説のブルースマンの汲めども尽きない魅力に迫ります。
■ ロバート・ジョンスン・ヒストリー(佐野ひろし)
■ 音楽論1~ブルーズの過去と未来が交差するクロス・ロードに立っていた無二の個性(後藤幸浩)
■ 音楽論2~音楽ルーツの中には南部独特の“コモン・ストック”的要素も(鈴木カツ)
■ 全テイク・ガイド(小出斉)
■ カヴァー名曲選(萩原健太)
□ 追悼・中村とうようさん(石坂敬一)
□ レコード・コレクター紳士録~特別編
中村とうようコレクション展(大鷹俊一)
□ ブラック・サバス
ディープ・パープルの元メンバーをヴォーカリストに迎えた時期の豪華版4作(奥村裕司)
□ アジムス
インタヴュー~独特の浮遊感で聞き手を魅了してきたブラジルを代表するジャズ・ファンク・トリオ(駒形四郎)
□ ブノア・ムーラン
インタヴュー~ゴングで活躍したヴィブラフォン/マリンバ奏者が語る自身初のソロ・アルバム(松井巧)
□ ダニー・ハサウェイ/アレサ・フランクリン
ダニーの未発表曲含むBOXセットとアレサ完全未発表ライヴ盤(木村ユタカ)
□ ガセネタ
70年代末の東京アングラ・シーンを騒然とさせた異才集団の10枚組BOX(岡村詩野)
□ ビッグ・オーディオ・ダイナマイト
映画の音素材を大胆にサンプリングして作ったファースト・アルバムの拡大版(安田謙一)
□ キャンディ・ステイトン
最も優れた女性サザン・ソウル・シンガーの決定版となるフェイム録音全曲集(平野孝則)
□ ニール・ヤング
84~85年の秘蔵ライヴが遂に登場(遠藤哲夫)
□ ヴァン・ダイク・パークス
新作はアナログ7インチ×6タイトル!(松永良平)
□ バズコックス
セルフ・カヴァー新作で甦る極上のメロディ(鳥井賀句)
□ ビクターのK2HD HQCD
ビクターが高音質ディスクの新戦力シリーズをスタート(宮子和眞)
□ ワーナーのSACD
ワーナーがロック系アルバムをついにSACD化、ハイブリッド盤でリリース(武田昭彦)
【REGULAR CONTENTS】
◆リイシュー・アルバム・ガイド
国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
*今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
*ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム
◆インフォ・ステーション……ニュース、書評、コンサート情報など
◆[連載]ビートルズ来日学(宮永正隆)/サンフランシスコ滞在日記(渡辺真也)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/洋楽マン列伝(篠崎弘)/American Rock Lyric Landscape~ロックの歌詞から見えてくるアメリカの風景(ジョージ・カックル)/ブラウン管の向こうの音楽職人たち(濱田高志)/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/ジャズ~ポピュラー・ヴォーカル新作案内(高田敬三)/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)
2011年最新リマスタリングされた全29曲、42テイクを収録したコンプリート・コレクション2CDはコチラ!
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