デ・ラ・ソウルのゴキゲンな2人による新プロジェクト
掲載: 2012年02月08日 12:46
更新: 2012年02月08日 13:17
アゲアゲ・モードのデ・ラ・ソウルがBACK AGAIN!!
前作『Grind Date』から8年振りのお久しぶリリース

デ・ラ・ソウルのメンバーであるプラグ1とプラグ2が、DMCやスクラッチ・バトルで優勝経験のあるフランス人DJ/プロデューサー・デュオ、2&4(aka チョコレート&カリッド)の2人と作り上げた、“コンセプト”パーティー・アルバムが登場!
ヒップホップ黄金時代のクイーンズを舞台に繰り広げられる、ふたりの若者の青春物語が、デ・ラ・ソウルのふたりによって紡がれた作品で、先行シングル「Must B The Music」は往年のデ・ラ・ソウルを彷彿とさせる“超”タテノリ・チューン!
本アルバムについて
ファンキー、ヒップホップでディスコ、そしてクラシック… それが『ファースト・サーヴ』だ。これはヒップホップ・グループであり、アルバムであり、またはコンセプトでもある。そしてまた、まだ見ぬ映画のサウンドトラックであり、我々の世代の伝説となる物語だろう。『ファースト・サーヴ』はこの様に幾つもの顔を持っているが、そのストーリーの核心にあるのは大きな夢とさらに大きなスピリットを持ったニューヨークはクイーンズ出身のふたりの少年の物語だ。
【あらすじ】
ディーン・ウィター(デ・ラ・ソウルのデイヴ=プラグ2が演じている)と ジェイコブ“ポップライフ”バロー(デ・ラ・ソウルのポス=プラグ1が演じる)は中学からの友人で、本人曰く“全く性格が違うけど、この違いがある事で僕らのやる事全てを良い方向に導いてくれる”という。彼らの名前“ファースト・サーヴ”の由来は、彼らのモットーである「早いもの勝ち、見返りは努力の分しか返って来ない」という意味の“First come, first serve, get what you deserve”から来ている。
このストーリーは、ディーンとジェイコブのふたりが、ヒップホップの世界でもがいていた90年代後半のクイーンズからはじまる。ディーンはアウトサイダーで独自の道徳観とニックネーム(“カプリコーン?キッド”)を持ったちょっとした変わり者。革手袋にピンクの眼鏡、決して敵わない母親エレナと共に住み、アルコール好きのためよくトラブルに巻き込まれる。そんな彼の一番の親友であるジェイコブは、幼い頃から父親の店にあったプチプチ潰せる緩衝材で遊んでいた事から、その音にちなんで名前をポップライフと改名。そしてポップライフは物欲が強くブランド志向。彼は車やアクセサリーに興味が有り、安っぽいカニエ・ウエストの様な風貌で、サングラスやイヤリング、スーツに身を包んでいる。
何年にも渡って、ディーンの母親の家の地下室でデモやミックステープを作る苦労時代を経て、彼らの音楽は、派手な元コカイン密売人、ケン・ドゥの手によって世に出る事となる。ケン・ドゥは彼らのマネージャとなり、有名なレーベル“Goon Time”との契約に成功、すぐに「Must B The Music」という曲でファースト・ヒットを成し遂げた。しかし、成功の影にはそれなりの代償があった。ディーンは酔いが醒めぬままミィーティングに遅れる傍ら、ポップライフはギャラが満額で貰えるように定時に現れては、女性の目を引く為に良い車を次々と買っていった。そしてまた彼も、彼なりの理由で自分のコントロールが出来なくなっていた。こうした彼らのアプローチや趣向の違いがグループの解散へと繋がってしまう。
その後、ポップはソロ・アーティストとして活躍をして行く一方、ディーンは母エレナの元に戻り、クイーンズの路上で飲み明かす様になる。最後にポップライフがディーンになんて言って別れたか?「ファック・ユー!お前の母親はヅラを被せたテイラー?ペリーにそっくりだよ」そしてこれが、彼らの最後になったかもしれない…。
【アルバムが出来上がるまで】
このストーリーの主人公ふたり、ディーンとポップライフをコントロールしているのはデ・ラ・ソウルのレジェンド、ポスとデイヴだ。ふたりはフランスで評価の高いプロダクション・チームのチョコレートとハリッドの、他とは違った事がやりたい、というオファーに魅せられた。このアルバムのコンセプトは、DMCチャンピオンシップで出会ったチョコレートとハリッドが共有する、ライヴなヒップホップ・アルバムを作ると言う夢から始まったのである。
互いへの尊敬から、ポスとデイヴはチョコレートとハリッドのアイデアに耳を傾ける様になった。「彼ら(チョコレート とハリッド)はアルバムにはコンセプト、何か手繰れる糸のような物が必要だと俺達に説明したんだ。ストーリーを作らないか?って。それから、座って考え始めたんだ。ただ単にデ・ラ・ソウルのふたりが新しいプロデューサーとコラボレートするってだけじゃなくて、全く新しい物としてアプローチを変えたんだ。実話の様な物語をね。」と、デイヴはこう語った。
まずチョコレートとハリッドは“2”と“4”となり、そしてデ・ラ・ソウルのふたりははディーンとジェイコブを自分の分身としてこの別の現実の登場人物とした。4人はパリでヒップホップの伝説を作り上げようと、エレクトロ・フレーバーとライヴビートをふたりにライムにのせ、物語にあった楽曲を作り出した。そして完成したのは、色彩豊かで賑やかなヒップホップ、寸劇とビートがアニメの世界で繰り出されるというものであった。
そのストーリーとその音楽は全員が共感出来る内容だ。「こいつらは一緒に育った家族のような存在で、成功の影に引き起こった解散という物語の終幕は不運なものだよ。ただ最終的にはふたりとも友情の重要さに気付いたんだと思う。ふたりの友情こそがすべてのはじまりであり、彼らの存在すべてだったんだからね。それをふたりは見失ってしまった。」とポスは語った。
この新しい手法は、ベテランであるデ・ラ・ソウルふたりに新しい事を教えた。「このオレのキャラクター(ディーン)は、恐らく自分が実際にこうでありたいと思う姿なんだ。こいつの勇敢なところは全くなにも気にしてないって所で、成功するかどうかなんかどうでも良いと思ってるし、周りからどう思われるかとか、わけの解らない車でクラブに乗り付けたりする事も興味ない。こいつが気にする事は正しいことをすることのみ、ただそれと同時にアル中なんだ。」
DE LA SOUL バイオグラフィー
ポス aka プラグ1(MC/プロデューサー)、トゥルーゴイ aka プラグ2(MC/プロデューサー)、メイス aka プラグ3(MC/DJ)でNYで結成された2MC/1DJの3人組ヒップホップ・ユニット、デ・ラ・ソウル。89年に『3 Feet High And Rising』でアルバム・デビューし、現在までに7枚のスタジオ・アルバムを発表。90年代初頭の同世代ヒップホップ・グループ、ア・トライブ・コールド・クエストやジャングル・ブラザーズらと共にネイティブ・タンとしてヒップホップの歴史を変える。
最近ではゴリラズやDOUBLEとコラボレーションし、音楽ジャンルを超えファンを魅了。彼らが参加したゴリラズ「Feel Good Inc.」は2006年度グラミー賞で最優秀ポップ・ヴォーカル・コラボレーションを受賞。DOUBLEとはダンス系ゲーム「パラッパラッパー」のイメージソング「Say“I Gotta Believe”」で共演し、その名をお茶の間まで浸透させた。