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ボーダレスでオルタナティヴな音楽集団“GOLIATH”が遂に本格始

GOLIATH


GOLIATHは、2011年に結成された、ツインベース、ツインギター、ドラム、ヴォーカルの変則形体バンドであり、結成当初から独自の音の世界観を展開。複雑に絡み合った音が織りなす洗練された楽曲群は唯一無二であり、圧倒的な存在感を放つヴォーカリスト「Yoshiro Chiba」がロック~エレクトロニカ~レゲエ~ハードコアなどの音楽を自在に歌いこなし、国境、ジャンルを越えたボーダレスな音楽を自由に創造しながら、解き放つ。音源はもちろん、純度の高さはライヴでも発揮されており、ハイテンションで渦巻くグルーヴは圧倒的。今回、GOLIATHが正式デビューとなるファースト・フルアルバム『TAGOMAGO』(タゴマゴ)を2013年5月15日にリリース。「TAGOMAGO」とはスペインのイビサ島東岸に位置する、その昔、魔術師が住んでいたと言われる島の名前であり、そのタイトルが示す通り濃密な楽曲群に6人の魔術師が魔法をかけた全12トラックを収録。本作のミックスエンジニアには佐藤雅彦、マスタリングエンジニアには中村宗一郎が参加。

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□□□GOLIATH、スペシャルインタビュー□□□
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――GOLIATH結成のいきさつについて教えてください。ツインベース、ツインギターという形態も珍しいと思うんですが、どうしてこの6人が集まってGOLIATHが結成になったんでしょうか。

千葉喜朗(Vo)「GOLIATHは、音楽的な部分で具体的にあれをやりたいとか、これをやりたいとか考えてスタートしたわけではなくて。こいつらと何かをやりたい、音楽をひとつのツールとして、同じ時間を共有して物を創り上げられたら楽しいんじゃないかと思った。だから、楽器のパートとか全く気にせずに、あいつ呼ぼうよ、こいつ呼ぼうよと、気になるやつを呼んでいったら、いつの間にか今のメンバーが集まったていう(笑)。最初5人だったんだけど、6人になり、今のライブのステージでは7人になっている。今後も仲間は増えるかもしれないし、減るかもしれないし(笑)」

仲田翼(Gt)「えっ!俺のことっすか?」

メンバー全員 (笑)

――皆さん、それぞれいくつもの「バンド」を経てGOLIATHを結成されたわけですが、GOLIATHは「バンド」ではなく、「音楽集団」だとお聞きしました。その違いを教えてもらえませんでしょうか。

猫田ヒデヲ(Ba)「“GOLIATH”については、音楽に付随するもの、映像、アートワーク、ファッションに至るまで全て他人まかせじゃなく自分たちで細かい部分までアイディアを出して創って来たし、これからもそうして行きたい。五感全てを刺激できるような作品創りが理想。なかなか難しいですが、挑戦していきたいです。」

――シンパシーを感じるアーティストがいれば教えてください。

千葉喜朗(Vo)「ビースティ・ボーイズとか。ファッション、映像など、それぞれの分野でそれぞれの才能を発揮して、作品ごとにジャンルの枠を超えて進化していっているところに魅力を感じますね。」

――今回の1stフルアルバム「TAGOMAGO」は、全体的にはオルタナティヴな感じですが、ハードコアな「SNATCHER」、レゲエ調の「COASTLINE」などテイストの異なる楽曲もあります。GOLIATHとしてこのアルバムで表現したかったことは、どんなことなんでしょう。

宇野剛史(Ba)「オルタナティヴという言葉が本来持っていた「自由」な発想でアルバムを作りました。本当の意味でのオルタナティヴなアルバムでいいんじゃないかと思って。好きなように我慢せずに作った結果、ボーダレスなアルバムが出来上がった。だからノンジャンルと言えば、ノンジャンル。」

――今回のアルバムに収録されている「PYRAMID FORCE」のPVがすごくかっこいいんですが、音だけでなく、やはり映像というか、視覚的な部分へのこだわりはあるんでしょうか。

猫田ヒデヲ(Ba)「もはやメンバーの一人と言っても過言ではない(笑)、GOLIATH結成当時から映像を撮ってくれていて、俺たちをよく理解してくれている青木亮二という監督がいまして、最近は言葉無くとも、映像完成イメージの共有が出来るようになったというか、お互いの感性がどんどん一本の線に近くなってきていて。思考のフィルターを何枚も通さなくてもいいぶん、よりクリアに曲や詩の世界観を映像化する事ができています。」

――CDとPVを聴いて、ライヴも是非見てみたいと思うのですが、GOLIATHの本領は、やはりライヴで発揮される感じでしょうか。

鈴木浩之(Dr)「CDにはCDの世界があって、ライヴの方がよりアグレッシヴにダイレクトに攻められる。その場にいる観客の人たちに寄り添ったり、突き放したり、人対人の気持ちのぶつかり合いがあるから、ライヴはライヴでCDとは違った楽しみがありますね。僕らは、その生のぶつかり合いから産まれる偶然や必然を楽しんでいます。急にアレンジとかが変わったり、誰かが弾き始めたフレーズに反応したり、ゴライアスのライヴはフリーダム!」

GOLIATHが今後目指すところは。

千葉喜朗(Vo)「ドキドキさせられる存在になれたらいいなと。そして、それがどんどん広がっていって大きなパワーを生み出せたら嬉しい。」

GOLIATHの今後の予定は。

泉田吉伊(Gt):楽しいことが、どんどん始まっていくと思うよ。

最後にTOWER RECORDS ONLINEをご覧の皆様にメッセージをお願いします。

千葉喜朗(Vo)「音源聴いて、身体と心が反応したら、ライヴに来てみてよ。楽しいと思うよ!」

仲田翼(Gt)「あっ、俺に会えるし!」

メンバー全員 (笑)

タグ : J-インディーズ

掲載: 2013年05月02日 19:47

更新: 2013年05月07日 15:34