キース・ジャレット幻の音源が初CD化&初商品化
キース・ジャレットの1980年代未CD化ソロ・ピアノ・コンサートと一人多重録音による未商品化音源のリリースが決定!
キース・ジャレット『ヨーロピアン・コンサート【完全版】』
キース・ジャレット幻の名盤が遂に初CD化!1981年5月、6月にオーストリアとドイツで行われたソロ・ピアノ公演を収録。過去にアナログ盤でリリースされ、その後オーストリアでの公演は『ブレゲンツ・コンサート』としてCD化しましたが、ドイツの公演は初CD化となるファン待望の作品。ソロ・ピアノ・コンサートと言えば『ケルン・コンサート』などに代表されるように〈即興演奏〉がメインですが、本作では即興演奏の他に、ブレゲンツとミュンヘンの公演でそれぞれ既に作曲していた(といわれている)楽曲“ハートランド”を演奏し、ミュンヘンではフランスの短編映画『Mon Coeur Est Rouge(英題:Paint My Heart Red)』のために書かれた同名のオリジナル曲を披露。この2曲はキース本人も非常に気に言っている楽曲/演奏で、のちにプロモーション用にこの2曲を収録したシングル盤もプレスしたほどでした。“Mon Coeur Est Rouge”(英題:Paint My Heart Red)は、アルバム『カーネギーホール・コンサート』や阪神大震災のチャリティ・コンピレーション『レインボー・ロータス』にも収録されましたが、このミュンヘン公演での音源は長らく幻の名演と呼ばれCD化が望まれていました。ブックレットにはキース・ジャレット本人によるライナーノーツを掲載(国内盤のみ日本語訳付き)。
キース・ジャレット『ノー・エンド』
1986年にキース・ジャレットのホーム・スタジオで録音された音源がついに商品化!エレクトリック・ギター、エレクトリック・ベース、ドラム、パーカッション、そしてピアノを一人でオーバーダビングし制作した異色作。キース・ジャレットは1968年に、ストレートなジャズではなくフォークのテイストの楽曲を取り上げ、11種類もの楽器を一人で演奏し、かつ歌った作品『レストレーション・ルーイン』や、1985年にもフルート、タブラ、ギター、パーカッション等様々な楽器で多重録音を行った『スピリッツ』をリリースしたことがあり、ジャズだけでなく幅広い音楽性を表現した作品としてファンの間でも人気の高い作品です。本作は上記『スピリッツ』のレコーディングと前後して録音された作品です。ブックレットにはキース・ジャレット本人によるライナーノーツの他に、自宅スタジオについて細かく説明された“The Studio”というエッセイも掲載、日本盤には日本語訳が付属します。プロデューサー・ノートには一文「このアルバムは爆音で聴いてください。特に2曲目から20曲目は小さい音だと細かい部分が失われます」と掲載。多重録音にかけたキースの情熱が感じ取れます。
キース・ジャレット名作がプライス・ダウンで再発売
キース・ジャレットの『ヨーロピアン・コンサート【完全版】』初CD化を記念して、ソロ・コンサート作品にフォーカスした4作品『ソロ・コンサーツ』『ウィーン・コンサート』『ラ・スカラ』『カーネギー・ホール・コンサート』をプライス・ダウンして限定再発売!