来日ツアー大盛況で終えた、ジョセフィン・フォスター新作
掲載: 2013年12月11日 10:09

2013年4月に初来日し、大盛況に終わった日本各地での全10公演も記憶に新しいジョセフィン・フォスター。2012年にリリースされた『Blood Rushing』に続く最新作。
濫作ではなく、多作。アイディアが枯渇するどころか泉の如く、現在の彼女は最盛期の果実や樹木のように瑞々しさを失いません。前作に続き録音/ミックスはアラバマ・シェイクスのアルバム『Boys&Girls』で脚光を浴びたAndrija Tokic。
作品毎に様々な音楽的アプローチ、方向性を示して来た彼女ですが、この新作もこれまでの作品とは異なる作風に仕上がっています。ピアノ、ペダル・スティール、ダブル・ベースなどこれまでの作品では多用されることのなかった楽器に彩られた楽曲群は、その編成などからオルタナ・カントリー、アコースティック・スウィングといったキーワードを思い浮かべるかもしれませんが、その枠組みに収まらないのが彼女。
このアルバムに広がる音像は彼女だけのものです。古の音楽をこよなく愛しつつも、独自の表現を獲得していることが、これまでの作品の中で最も如実に表れていると言えるでしょう。先人たちが工夫を凝らしながら形作ったかたち・定型も表現者次第で切り開く領域がまだあること、新鮮な息吹を持って蘇ることをこの作品は伝えます。
■ペイパースリーヴ E 式シングルジャケット
■A3 サイズ変型のポスター状印刷物封入