ニール・フェルダー初リーダー作『Golden Age』
ニール・フェルダーは、これまでにエスペランサ・スポルディング、テリ・リン・キャリントン、ホセ・ジェイムス、ミシェル・ンデゲオチェロといったアーティストや、スタンリー・クラーク、ジャック・ディジョネット、ブラック・シープら敏腕ミュージシャンとの共演で知られてきた。爽やかなルックスもさることながら、2005年にバークリー音楽大学を奨学生として卒業。在学中には「The Jimi Hendrix Award」を受賞するなど、実力の上でも2005年のデビュー以来、注目を集めてきた。 およそ10年のキャリアを経て発表する自身初となるリーダー・アルバム『Golden Age』。
アーロン・パークス(p)、マット・ペンマン(b)、ネイト・スミス(ds)といった、NYのジャズ・シーンで活躍する同世代のミュージシャンと共に若々しいプレイを繰り広げている。
タイトル『Golden Age』は「果たしてGolden Ageはあるのか?」という自身の問いかけから生まれた。「それは過去なのか?現在なのか?今も続いているのか?」「物事は良くなるのか?悪くなっているのか?」そうした自問をセッションに投影したという。収録曲のいくつかにはヒラリー・クリントン、マルコムX、リチャード・ニクソン等の言葉がサンプリングされており、哲学的でありながらオーディエンスと確かな接点を持つジャズに仕上がっている。