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プーレ、アモイヤルの流れを汲む注目のヴァイオリニスト、尾池亜美ソロ・デビュー


サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番~終楽章より

特報 尾池亜美さんが2015年3月21日(土)、人気番組『関ジャニの仕分け∞』“バイオリン王No.1決定戦”に出演し、持前の表情豊かなヴィブラートを駆使して見事優勝しました。

特報 尾池亜美さんのソロ・デビュー盤「French Romanticism」は2015年1月、CD屋さんが選ぶ「クラシックCDアワード 2014」国内アーティスト部門を受賞しました。

2013年3月、フランス・エラートより師アモイヤルと共演したモーツァルト/コンチェルトーネでCDデビューしていた才色兼備のヴァイオリニスト、尾池亜美さんのソロ・デビュー盤が登場します。
メイン曲目は過去多くの巨匠たちによる競合盤ひしめくフランクのソナタですが、彼女の演奏は豊かで多彩な音色と滑らかな技巧で多様な人間感情を投影していて、独自の存在意義を主張しています。そして、語るようなフレージングや洗練されたセンスを感じさせるところは、彼女の師匠筋のプーレやアモイヤルなどのフランス系の奏者の演奏を思わせます。第1楽章での果てしない憧れの表現、第2楽章の情熱の迸り、第3楽章の問わず語り、終楽章の喜ばしい感情や、教会の鐘が乱打されるような終結は、まるでひとつのストーリーに接しているような印象を受けます。佐野隆哉のピアノも繊細さと柔軟さ、力強さを併せ持ち、彼女の演奏を見事に支えているのが見逃せません。。
サン=サーンスでも深みのあるG線から官能に訴えるようなE線まで、多彩な音色が作品の感覚美を見事に表出しています。フランク同様に音楽が豊かな感情に満たされ、終楽章では圧倒的なテクニックの冴えとともにエネルギーが聴き手に押し寄せてくるかのようです。
アンコールのドビュッシーの《夢》が、2曲での熱を優しく冷ませてくれるのも粋な演出と言えるでしょう。(タワーレコード)
尾池亜美(おいけ・あみ)
1988年東京生まれ。3歳より叔母山下真澄の手ほどきによりヴァイオリンを始める。6歳より父の転勤とともにスイスに2年間在住、ハビブ・カヤレイに師事。11歳でジュネーヴ音楽祭にてマドレーヌ・オーケストラと共演。帰国後、石井志都子氏に師事。第11回日本モーツァルト音楽コンクールに最年少で入賞。東京藝術大学附属高校、同大学にて澤和樹、ジェラール・プーレ、オレグ・クリサの各氏に師事。安宅賞、アカンサス賞、同声会賞を受賞し卒業。ロームミュージックファンデーションの奨学生として渡欧、スイス・ローザンヌ高等音楽院にてピエール・アモイヤルに師事、修士課程修了。イギリス・王立北音楽院に奨学生として招かれ、ヤイル・クレスに師事、I.A.ディプロムコース修了。
国内受賞歴は第11回江藤俊哉ヴァイオリンコンクール優勝。第78回日本音楽コンクール第一位、聴衆賞ほか受賞。第19回青山音楽賞バロックザール賞受賞。国際コンクール歴は、2011年第2回RNCMマンチェスター国際ヴァイオリンコンクール優勝、委嘱課題曲最優秀演奏賞。2013年、第12回カール・フレッシュ国際ヴァイオリンコンクールにて第2位。
コンサート・ヴァイオリニストとして、国内のみならずイギリス、スイス、セルビア、韓国など各国でリサイタルを開催。ソリスト、室内楽奏者として各種演奏活動を展開。
これまでに新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、藝大フィルハーモニア、東京フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、ローザンヌ室内オーケストラ、カメラータ・ローザンヌ、ジュール交響楽団と共演。
尾池亜美 Oike Ami (ヴァイオリン) French Romanticism
1. フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
2. サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 二短調op.75
3. ドビュッシー:夢
尾池亜美(ヴァイオリン) Oike Ami
佐野隆哉(ピアノ) Sano Takaya
2013年12月4日、三芳町文化会館”コピスみよし”にて収録

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2014年02月27日 18:30

更新: 2015年03月21日 21:00