アンドレ・ソロンコ AOR~シティ・ポップ・ファン垂涎の新作
ファースト・アルバム『ウ・エチュ・マントゥノン?』がライトメロウ・ファンの心を鷲掴みにした北欧の鬼才アンドレ・ソロンコ!新作はソウルフルな女性ヴォーカルを随所でフィーチャーし、前作以上に都会派AOR道を突き詰めた非の打ち所のない内容!ますます洗練を極めた「前作超え」のパーフェクトなセカンド・アルバム!
ソフトな音像の前作が1970年代AORを意識した作品だったとするならば、よりソリッドでハイファイなサウンドを纏った今作は、1980年代AORへのオマージュ作とも受け取れる。
アンドレ自身のサックスやエレピを多用したライトメロウなサウンド・プロダクションは、ますます洗練に磨きが掛かり、夜の摩天楼を思わせる「あまく危険な香り」が全編を支配。ミニー・リパートンにも通じるソウルフルでコケティッシュな女性ヴォーカルをフィーチャーした必殺のアーバン・ミッド・グルーヴ“Teasing You”を筆頭に、どこか“Feel Like Making Love”風味の“Afternoon with Stiina”甘いサックスと仏語の囁きがたまらなくエロい“Polaroid 2”、「クインシーもサンボーンもグローヴァー・ワシントンJr. もまとめて面倒見ます」とでも言わんばかりのインスト・フュージョン“Living in a paper house”など、もう聴きどころを挙げればキリがない。
前作のファンは勿論のこと、本作はデヴィッド・フォスター系の硬派なAORファンにもきっとお楽しみいただけることだろう。いやはやアンドレ・ソロンコ、恐るべし。2作目にして、もはや“現代ライトメロウの巨匠”と呼んでも過言ではないレベルに達している。
前作『ウ・エチュ・マントゥノン?』未聴の方は、こちらもチェック!
フュージョン~AOR~シティ・ポップ・ファン腰砕けの奇跡的逸品! まるで「ライト&メロウ度マシマシのマイケル・フランクス」な冒頭曲“I Recall”を筆頭に、全編素晴らしすぎる1枚。アーバンと形容される音楽は数あれど、ここまでトータルで洗練されたアルバムはなかなか無いのでは?メロウさも程よく、グルーヴ感もキープ。甘すぎてダレることもなし、ソフトなヴォーカルだけでなく、時折心地よく入り込むコーラスやホーンのアレンジも素晴らしい! これは時代を代表する洗練されたスカンジナヴィアン・メロウ・グルーヴの傑作です。