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フリューベック・デ・ブルゴスの追悼LPレコード「スペインの音楽」(HIQLP041)

フリューベック・デ・ブルゴスの追悼LP

去る6月11日に癌のために80歳で亡くなったスペインの大指揮者、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(1933~2014)氏の追悼盤が英Hi-QからLPレコードで発売されます。フリューベック・デ・ブルゴスはファリャ作品の録音をはじめとするスペイン音楽の第一人者として知られますが、オルフの《カルミナ・ブラーナ》やモーツァルトの《レクイエム》など、非スペイン音楽でも名盤を残しました。彼の録音キャリアは50年以上に及び、1960年代の初期録音の大半はEMIのために行われました。このスパニッシュ・フェイヴァリッツの雰囲気豊かな録音はその見事な例です。
1963年11月の英グラモフォン誌の批評(抜粋)
「これらはフリューベックが作り続けた素晴らしい印象をさらに助長する優れた演奏だ。例えばアルベニスの《エボカシオン》は「コプラ」(俗謡を意味するスペイン語)での異常に優しい処理で、最も美しく取り扱われ、まったく過去最高の録音である。フルーベックはスペインの音楽の本物の味を確保する方法が、その鮮明な、鋭い、男性的なクオリティにあることを誇らしげに証明している。《火祭りの踊り》は整然としたコントロールによって、いっそう威嚇的になっている。パリ音楽院管弦楽団はこの指揮者のために申し分なく演奏している」
【Hi-Q Recordsについて】
"Hi-Q Records"のクラシックLPレコードは、EMIのオリジナル・アナログ・マスターテープ を忠実に再現しています。カッティングはアビイロード・スタジオで、オリジナル・ステレオ・アナログ・マスターテープからNeumann社のカッティング・レースの銘機「VMS82」を使って行われます。ヴァリュアブル・ピッチ(変動する音溝の幅)はStuder社のテープデッキの銘機「A80」に取り付けた先行ヘッドから、プレ・カット・シグナルを得て制御しています。このように全ての局面でアナログのプロセスを用いてカッティングされます。プレスは180グラムのヴィニールを使い、イギリスのヘイズにあるレコード工場でオリジナルのEMIのプレス機を使用しています。さらにオリジナル・アルバムのアートワークとパッケージを再現しています。
【収録曲目】
ファリャ:火祭りの踊り(バレエ《恋は魔術師》より)
トゥリーナ:交響詩《幻想舞曲集》(熱狂、夢想、饗宴)
ファリャ:スペイン舞曲第1番(歌劇《はかなき人生》より)
アルベニス(アルボス編):《イベリア》(エボカシオン、セビーリャの聖体祭、トゥリアーナ)
【演奏】
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮
パリ音楽院管弦楽団
【録音】
1963年1月4, 7, 9 & 10日、サル・ワグラム、パリ
プロデューサ:ヴィクター・オロフ
エンジニア:ポール・ヴァヴァスール

カテゴリ : ニューリリース | タグ : クラシックLP 高音質(クラシック)

掲載: 2014年06月24日 18:00