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美しく刺激的なクレンペラー指揮シューベルト《未完成》LPで復活(HIQLP040)

クレンペラーの《未完成》LP

オットー・クレンペラーの評判は、生涯の最後の20年間に行われたフィルハーモニア管弦楽団とのEMIへの録音に、ほとんど完全に依存しています。しかし、若き日には20世紀の新しい音楽の先頭に立ち、自分自身が作曲家であるだけでなく、マーラーの友人として交響曲第8番の初演に立ち会い、ヤナーチェク、シェーンベルク、ストラビンスキー、ヒンデミットの作品の擁護者でした。もちろんベートーヴェン、ブラームスなどのウィーンの伝統にもクレンペラーは没頭していました。そしてシューベルトも例外ではありませんでした。英グラモフォン誌はこれらの演奏を"lovely Schubert playing"と評しました。
1964年4月の英グラモフォン誌の批評(抜粋)
《未完成》の第1楽章は驚きです。クレンペラーは速いテンポで演じ、それを保ちます。結果は美しく、とても刺激的です。ここにはスコア自体にストレートに取り組み、そこに書いてあることを正確に演奏する、偉大な解釈の例があります。二つの交響曲の演奏はすべて素晴らしいです。録音も実に見事です。私は躊躇なく最高の演奏として推薦します。
【Hi-Q Recordsについて】
"Hi-Q Records"のクラシックLPレコードは、EMIのオリジナル・アナログ・マスターテープ を忠実に再現しています。カッティングはアビイロード・スタジオで、オリジナル・ステレオ・アナログ・マスターテープからNeumann社のカッティング・レースの銘機「VMS82」を使って行われます。ヴァリュアブル・ピッチ(変動する音溝の幅)はStuder社のテープデッキの銘機「A80」に取り付けた先行ヘッドから、プレ・カット・シグナルを得て制御しています。このように全ての局面でアナログのプロセスを用いてカッティングされます。プレスは180グラムのヴィニールを使い、イギリスのヘイズにあるレコード工場でオリジナルのEMIのプレス機を使用しています。さらにオリジナル・アルバムのアートワークとパッケージを再現しています。
【収録曲目】
シューベルト:交響曲第5番変ロ長調、同第8番《未完成》
【演奏】
オットー・クレンペラー指揮
フィルハーモニア管弦楽団
【録音】
1963年5月20日、同年2月4、6日、キングズウェイ・ホール、ロンドン
プロデューサー:ウォルター・レッグ
エンジニア:ダグラス・ラーター

カテゴリ : ニューリリース | タグ : クラシックLP 高音質(クラシック)

掲載: 2014年06月24日 19:00