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入手困難だったW.スタインバーグ&ピッツバーグ響のベートーヴェン交響曲全集(5枚組)がお手頃価格で復活!

スタインバーグのベートーヴェン

<St-Laurent Studioレーベル>ドイツからアメリカに移った巨匠ウィリアム・スタインバーグ(1899~1978)のベートーヴェン全集はステレオLP初期の名盤として知られますが、なぜかCD化の機会に長く恵まれず、2011年にフランスのXXI Productionから限定でCD初復刻されましたが、購入は困難だった上にすでに品切れです。XXI Productionが使用したマスターもSt.Laurent Studioによるものですから、当盤もXXI Productionと同じ音質です。LPからの板起しですが、これもSt.Laurentの拘りとのことです。元来が35ミリマグネティックフィルムによる良好な録音でもあり、音色はヨーロッパ的、爽快なテンポで力強いトスカニーニ的なベートーヴェンを楽しめます。日本プレス、トゥリー・ポッター氏=最新「モーツァルト伝説の録音」にも寄稿する音楽評論家が執筆! ライナーノート、英文、日本語解説付。(ミューズ貿易新社)
ウィリアム・スタインバーグ(1899~1978)
ケルン出身。早くからピアノ、ヴァイオリン、作曲に才能を示し、ケルン音楽院では指揮をアーベントロートに師事。1922年に指揮者デビューし、1929年には弱冠31歳でフランクフルト歌劇場の音楽監督に就任しました。同年に名ヴァイオリニスト、フーベルマンと録音したチェイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は歴史的名盤として知られています。1933年にナチスが政権を握ると、ユダヤ系だったスタインバーグは同職を解かれ、パレスチナに移住。同地でフーベルマンと共にヨーロッパを追われたユダヤ人楽員を集めてパレスチナ交響楽団(現イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団)を組織し、指揮者を務めました。その後アメリカへ渡り、1945~53年までバッファロー・フィル、1952~76年までピッツバーグ交響楽団の音楽監督を歴任。ピッツバーグ交響楽団とはキャピトルやコマンドに数多くの録音を残しました。1969~72年まではボストン交響楽団音楽監督を兼任し、前任のラインスドルフと後任の小澤征爾の橋渡し役を果たしました。(タワーレコード)
【収録曲目】
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番、第2番(1964年録音)
交響曲第3番(1963年録音)
交響曲第4番(1961年録音)
交響曲第5番、第6番(1965年録音)
交響曲第7番、第8番(1962年録音)
交響曲第9番(1962年録音)
【演奏】
ウィリアム・スタインバーグ指揮ピッツバーグ交響楽団
メンデルスゾーン合唱団
エラ・リー(ソプラノ)
ヨアンナ・シモンズ(アルト)
リチャード・ニーズ(テノール)
トーマス・ポール(バス)
【録音】
1961~1965年、ピッツバーグの軍人会館におけるステレオ・スタジオ録音

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2014年11月19日 19:00