フルトヴェングラーが録音に残したシュトラウス作品の全レパートリーを網羅した廉価BOX3枚組
フルトヴェングラーが録音に残したシュトラウス作品の全レパートリーを網羅(2種の録音を収めた「ドン・ファン」以外は、各1種類の収録です)。
指揮者としても作曲家としても先輩であったリヒャルト・シュトラウスの作品をフルトヴェングラーは愛し、演奏を繰返しました。シュトラウス自身は、フルトヴェングラーの指揮する自作を「全く違う考えで書いたが、あれはあれで素晴らしい」と評価しました。フルトヴェングラーと言えば楽曲に注入するドラマの凄さが鳥肌ものですが、元々劇場性の高いシュトラウス作品にはもちろんのこと、凄絶な感情没入振りを示し、特に戦争中のライヴ、「家庭交響曲」、「ドン・ファン」では崖っぷちから突き落とされるような迫力で聴き手に迫ります。さらに、ドイツが敗戦国となってからのシュトラウス最晩年の作品、「メタモルフォーゼン」、「四つの最後の歌」ではしみじみとした悲しさと作曲家自らが現世との別れを告げるかのような描写に心打たれます。
【収録曲目】
リヒャルト・シュトラウス
交響詩「ドン・ファン」 ベルリン・フィル 1942年2月15日
家庭交響曲 ベルリン・フィル 1944年1月9日
4つの歌曲 ペーター・アンデルス(T)ベルリン・フィル 1942年2月15日
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」 ベルリン・フィル 1953年4月14日
交響詩「死と変容」 ハンブルク・フィル 1947年6月9日
交響詩「ドン・ファン」 ベルリン・フィル 1947年9月16日
メタモルフォーゼン ベルリン・フィル 1947年9月16日
四つの最後の歌 キルステン・フラグスタート(S)フィルハーモニア管 1950年5月22日【演奏】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2014年12月10日 18:00