フィリップ・サルドの可憐な名作『花のようなエレ』CD化記念、70年代前半日本公開映画サントラ特集
フランス映画の貴重な名作が初アルバムCD化!
1971年製作、『危険な関係』『バーバレラ』など、強烈なエロティシズムで一世を風靡した、愛の映画の名匠ロジェ・ヴァディムが自伝的要素の強いドラマ、不幸ながら神聖な美しさを失わない少女の姿を描いた『花のようなエレ』。
素朴で悲しく美しく忘れられないメロディを紡いだのは、当時、なんとまだ25才という若さのフィリップ・サルド。のちのサルド節ともいえる詩的なメロディと、メインテーマ以外で用意された趣味のいいジャズ演奏の数々。
『花のようなエレ』は、公開当時は、シングル盤がフランスと日本で発売されたのみ。今回の、35分にもわたる音源のCD化は、なんといっても貴重である。
CD化を果たしたのは、カナダはケベックにあるディスク・シネムジク・レーベル。今回、同タイミングで、ジャン・ミュジー音楽の『ココ・シャネル』の初CD化がリリースされる。
『花のようなエレ』発売記念で、70年代前半の日本公開映画サントラで現在入手可能なサントラをまとめてピックアップ。