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シンプリー・レッド、デビュー30周年にして再始動

Simply Red

「Holding Back The Years」「Picture Book」の2曲の全米No.1ヒット、全英で1,200万枚のセールスを記録し、最も成功したアルバムにも選ばれた『STARS』など、数々のヒット曲&ヒット・アルバムを世に送り出してきた彼らが、約8年振りとなるスタジオ・アルバムをリリース!

2015年秋、シンプリー・レッドのデビュー30周年記念ワールド・ツアーの日程を発表した時、フロントマンのミック・ハックナルは、再びレコーディングしたいと思い始めたのだという。「シンプリー・レッドがどんなサウンドになるのだろう、と考え始めたとたん、曲を作るようになった」と語るミックだが、一旦曲を作り始めると止まらなくなったという。最新アルバム『BIG LOVE』に収録される12曲はいずれもミックによるものであり、またプロデュースはアンディ・ライトが手掛けている。

1stシングルとなる「SHINE ON」は、いかにもシンプリー・レッドらしいブルー・アイド・ソウル・サウンド全開の1曲である。さらには、「THE GHOST OF LOVE」のように、バリー・ホワイト&ラブ・アンリミッテド・オーケストラを彷彿させるようなオーケストラ・アレンジとワウワウ・ギターが炸裂する曲もある。

2007年に発売された前作『STAY』の時は、シンプリー・レッドのサウンドから逃れようとしていたとミックは認めるが、今では“ブルー・アイド・ソウル・グループ”という風にみられることも、素直に受け入れるようになったという。「そうした見方に抗うことはやめようと思った。私たちのサウンドだってオリジナルなのだから。実際、自分たちほど色々な音楽要素を一つに合わせたバンドは、私もほとんど知らない」とミックは続ける。

そうして完成した8年ぶりの本作『BIG LOVE』には、シンプリー・レッドの復活を示す、燦然と輝く12の楽曲が収録されている。既に秋~冬に掛けてヨーロッパ・ツアーも決定している彼ら。30周年を迎えた彼らの新たなステージが再び幕を開ける!

【シンプリー・レッド:メンバー】
Mick Hucknall (vocal) / Ian Kirkham (sax) / Steve Lewinson (bass) / Kenji Suzuki (guitar) / Kevin Robinson (trumpet & flute) / Dave Clayton (keyboards) / Ronnie Roth (drums)

 

掲載: 2015年05月08日 19:36

更新: 2015年12月04日 11:30