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EMIのオリジナル機材で製造したアナログ・ディスク"Hi-Q Records"新譜2タイトル

Hi-Q LP 2015年6月新譜
"Hi-Q Records"のクラシックLPレコードは、EMIのオリジナル・アナログ・マスターテープ を忠実に再現しています。
カッティングはアビイロード・スタジオで、オリジナル・ステレオ・アナログ・マスターテープからNeumann社のカッティング・レースの銘機「VMS82」を使って行われます。
ヴァリュアブル・ピッチ(変動する音溝の幅)はStuder社のテープデッキの銘機「A80」に取り付けた先行ヘッドから、プレ・カット・シグナルを得て制御しています。
このように全ての局面でアナログのプロセスを用いてカッティングされます。
プレスは180グラムのヴィニールを使い、イギリスのヘイズにあるレコード工場でオリジナルのEMIのプレス機を使用しています。
さらにオリジナル・アルバムのアートワークとパッケージを再現しています
【特徴】
・Hi-Q LPはSupercuts 180グラムのヴィニールを使用。
・オリジナル・ステレオ・アナログ・マスター・テープから、アビイロード・スタジオでカッティング
・上質なオーディオファイル・プレス
・オリジナル・アルバム・アートワークを採用
ここでは新譜2タイトルと、既発売の41タイトルをご紹介します。
(※マッケラス指揮/サリヴァン:パイナップル・ポール[品番:HIQLP001]、マッケラス指揮/ヘンデル:王宮の花火の音楽[品番:HIQLP019]はメーカー在庫切れです)

シュタルケル~ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
1950年代中頃までには、ハンガリーのチェロ奏者ヤーノシュ・シュタルケルは、フリッツ・ライナーの指揮の下のシカゴ交響楽団の首席奏者として、既に伝説的な存在となっていました。
EMIのプロデューサー、ウォルター・レッグは、シュタルケルが彼のレパートリーですべての重要な作品を録音するように手配しました。この1956年にロンドンのキングズウェイ・ホールでステレオ録音されたドボルザークの協奏曲は、新たにオリジナル・ステレオ・マスターから製造されて、非常にコレクタブルなLPとなりました。

【収録内容】
Side A:
アントン・ドヴォルザーク(1841-1904)
チェロ協奏曲ロ短調, Op.104
1. 第1楽章: Allegro
2. 第2楽章: Adagio ma non troppo

Side B:
アントン・ドヴォルザーク(1841-1904)
チェロ協奏曲ロ短調, Op.104
3. 第3楽章: Finale: Allegro moderato - Andante - Allegro vivo

ガブリエル・フォーレ(1845-1924)
4. エレジー, Op.24

【演奏】
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
ワルター・ジュスキント指揮
フィルハーモニア管弦楽団

【録音】
1956年7月11、12、16、17日、ロンドンのキングズウェイ・ホールでのステレオ録音
プロデューサー:ウォルター・レッグ
エンジニア:ロバート・グーチ、マイケル・グラフトン=グリーン


バレンボイム~モーツァルト:ピアノ協奏曲第20&23番
録音のために効果的に若いバレンボイムを「発見する」だけでなく、モーツァルト/ピアノ協奏曲全集シリーズで公式にオーケストラを指揮する彼の最初の機会を与えたのは、EMIのプロデューサー、スヴィ・ラジ・グラッブ(Suvi Raj Grubb)でした。そしてこれはその最初の1枚でした。
プロデューサーとアーティストの協力は、クレンペラーとのベートーベン/ピアノ協奏曲全集だけでなく、モーツァルトとベートーベンのピアノ・ソナタ全集を含む多くの偉大な録音に発展しました。
バレンボイムとグラッブの交友はまた、バレンボイムの最初の妻、ジャックリーヌ・デュ・プレによる最後の録音、彼女の病気が深刻になる前の1971年にショパンとフランクのチェロ・ソナタを確保しました。

【収録内容】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
Side A:
ピアノ協奏曲第20番ニ短調,K466
1.第1楽章: Allegro-Cadenza (by Beethoven arr. Edwin Fischer) - Tempo 1
2.第2楽章: Romanze
3.第3楽章: Rondo (Allegro assai - Cadenza [by Barenboim]) - Tempo 1
Side B:
ピアノ協奏曲第23番イ長調, K488
1.第1楽章: Allegro - Cadenza - Tempo 1
2.第2楽章: Adagio
3.第3楽章: Allegro assai

【演奏】
ダニエル・バレンボイム(ピアノ、指揮)
イギリス室内管弦楽団

【録音】
1967年1月1~2日、ロンドン、アビーロード・スタジオNo.1
プロデューサー:スヴィ・ラジ・グラッブ
エンジニア:ロバート・グーチ(第20番はネヴィル・ボイリングと共同)

※コメントはメーカー提供資料(英文)を抄訳したものです(タワーレコード)。

カテゴリ : ニューリリース | タグ : クラシックLP 高音質(クラシック)

掲載: 2015年06月04日 19:30