エリック・サティ~変わり者と称された、彼の足跡を辿るドキュメンタリー映像(日本語字幕付)
2015/2016に没後90年/生誕150年をむかえるエリック・サティのドキュメンタリー映像が発売されます(輸入盤DVD、及び輸入盤・国内仕様・日本語帯&解説書付DVDの2種)。
19世紀末から20世紀初頭のフランスで活躍したエリック・サティ(1866-1925)。10代のときパリ音楽院で学ぶも馴染めず、自由な発想の芸術家が集うモンマルトルで作曲活動を行いました。1905年には作曲法を学び直すためにスコラカントルムでダンディに師事。作曲家としての知名度が上がるにつれ、ジャン・コクトーやピカソといった著名な芸術家たちから注目され親交を深めていきました。
サティはもちろん作曲家でありますが、デザインをしたり、自宅に教会を創設したり、風刺の名人であったりと、遊び心のあるエピソードが沢山あり、このドキュメンタリーはそうした部分にも焦点をあてています。またアップライトピアノを2台重ねてピアニストが演奏したり、スイミングプール、鉄道の駅、工場など、音楽に誰も興味を持っていない場所で演奏し、演奏家自ら「家具の音楽」と化したり、サティの挿絵をアニメーションとして使用したりと、実際にサティの想像を映像化しています。またサティの研究者や関係者、親交があった人物の貴重なインタビュー映像も収録。サティ本人(声優が担当)とともに彼の人生を歩んでいくような内容です。
「この映像のアイデアの核となるのは、サティが生前誰にも見せることのなかった彼の書いた無数の広告と「家具の音楽」を映像化することでした。私はサティの音楽を愛しているのと同時に彼のユニークな人格にも惹かれていました。彼の伝記や文献を読み、彼は真のマルチアーティストであることが分かり、彼の素晴らしいユーモアのセンスに魅了されました。私は映像でそうしたサティのすべての側面を反映させたいと考えました。」
アンネ=カトリン・パイツ(監督)
【ドキュメンタリー】
サティ・スフィクション SATIESFICTIONS
エリック・サティとともに歩む
1.エリック・サティです
2.音楽の障壁を打破
3.家具の音楽
4.二面性
5.教会とキャバレー
6.作曲とカリグラフィ
7.スザンヌとの不安定な関係
8.市内から郊外へ
9.PRの先駆者
10.遅咲き
11.犬のための芝居
12.低俗な死を迎えたと彼は信じていますか?
13.クレジット
監督:アンネ=カトリン・パイツ&ユーリアン・タバコフ
出演者:
レオポルド・シュルヴァージュ
ローベル・キャビー
ジョルジュ・オーリック
ジャン・コクトー
ロバート・オーリッジ
マン・レイ
アンリ・ソーゲ
ピエール・ベルナック
ヴァージル・トムソン
ジャン・ピエール・アルマンゴー
パトリック・ル・モフ
【ボーナス】
(1)風変わりな美女
第1曲:大リトルネッロ
第2曲:行進曲「フランス-月世界」
第3曲:ワルツ「眼の中の神秘的なキス」
第4曲:カンカン踊り「社交のおえら方」
【演奏】
グラウシューマッハー・ピアノ・デュオ
(2)アーモンド入りのチョコレートのワルツ
チューリップの小さな王女様が何ておっしゃったか知っている
【演奏】
マリア・エイドマン(ピアノ)
(3)ノクターン第4番
【演奏】
シュテッフェン・シュライエルマッハー(ピアノ)
(4)サティ風ストック・マーケット・レポート
制作 ACCENTUS MUSIC(WDR/ARTE共同制作)
【仕様】
画面:NTSC 16:9
音声:DD5.1、DTS5.1
字幕:独英韓日
言語:フランス語
本編:56’22
ボーナス:15’17
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2015年07月16日 10:30