巨匠マタチッチの初のベートーヴェン交響曲全集~1962年ミラノ・ライヴ!
初出!驚きの出現
マタチッチの初のベートーヴェン交響曲全集
マタチッチの豪放とイタリアの声心が融合!
劇的で骨太、ベートーヴェンらしい大旋律が肉躍る初の全集
ベートーヴェンを得意にしたマタチッチですが生涯2度しかベートーヴェン・ツィクルスを行いませんでした。正規に収録されたのはこの62年ミラノのみとなります。オーケストラの能力を引き出す天才といわれたマタチッチがここミラノでも天分を発揮、オーケストラのうまさに驚かされます。色気をたたえた木管、存在感あるティンパニー、立派な鳴りっぷりの弦楽器など大変魅力的。マタチッチ得意の3番、5番、9番の白熱ぶりは圧巻です。さらに色気をたたえた木管が絶好のバランスで、前面に出る4番なども印象的でどの曲目もちょっと目からうろこの感があります。1曲1曲聴きごたえ抜群です。イタリア放送協会の往年の録音はさびしいものも多くありましたが、この録音は良好なものといえます。解説はイタリアのマタチッチ研究の第一人者トンマーソ・マネーラ氏書き下ろしのマタチッチの生涯と当録音についての興味深い考察を含む10ページの読みものなど充実の内容です。
(キングインターナショナル)
ベートーヴェン:交響曲全集
CD-1
交響曲第1番 ハ長調 Op.21
交響曲第3番変ホ長調「英雄」Op.55
CD-2
交響曲第2番 ニ長調 Op.36
交響曲第4番変ロ長調 Op.60
CD-3
交響曲第5番 ハ短調「運命」 Op.67
交響曲第6番 ヘ長調「田園」 Op.68
CD-4
交響曲第7番 イ長調 Op.92
交響曲第8番ヘ長調 Op.93
CD-5
交響曲第9番 ニ短調「合唱付き」Op.125(ドイツ語)
ロヴォロ・フォン・マタチッチ(指揮)
ミラノ・イタリア放送交響楽団
エディト・ケルテス=ガブリ(ソプラノ)
アリス・エルケ(コントラルト)
アンドール・カポシー(テノール)
イヴァン・サルディ(バス)
ミラノRAI合唱団、ジュリオ・ベルトーラ(合唱指揮)
ライヴ録音:
1962年11月19日(第3番)
1962年11月23日(第1&2番)
1962年11月29日(第6番)
1962年12月3日(第4&5番)
1962年12月4日(第7&8番)
1962年12月12日(第9番)
ミラノ音楽院、大ホール(イタリア放送協会録音)
レーベル:ALTUS
品番:ALT 320/4
(5CD)
BOX仕様
モノラル
日本語・イタリア語解説書付
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2015年09月04日 15:30