フィリップ・グラス:交響曲全集BOX(全10曲 / 11枚組) ※数量限定
ミニマル・ミュージックの大家として確固たる地位を築いていたフィリップ・グラスが「交響曲」のカテゴラリーに進出したのは、1990年を過ぎた頃でした。その作曲動機となったのは、先日逝去されたデヴィッド・ボウイのアルバム「low」であったといいます。かのアルバムからインスト曲をピックアップ、グラスならではのオーケストレイションを施したのが傑作、交響曲第1番「“ロウ”シンフォニー」です。それからグラス作品の中核となった交響曲は、20年の間に10曲も発表される事となります。
10曲の交響曲を語る上で、初演を含め常に取り上げてきたグラスのスペシャリスト、指揮者デニス・ラッセル・デイヴィスの名を忘れるわけにはいきません。今回のBOXでも全ての指揮を彼が務めています。事細かな指示により隅々まで見通せる音作りはもちろんの事(ミニマルならではのうねるような音質は、隅々まで作り込んだからこそ楽しめるというもの)、特に後年の交響曲での、厚みのある響きまでしっかりと表現したデイヴィスの手腕も、この傑作BOXに花を添えています。数量限定となっておりますので、お早目にお求めください。
(タワーレコード)
【曲目】
フィリップ・グラス:
<DISC1>
交響曲第1番「“ロウ”シンフォニー( デヴィッド・ボウイとブライアン・イーノの音楽より)」(1992)
<DISC2>
交響曲第2番(1994)
<DISC3>
交響曲第3番(1995)
<DISC4>
交響曲第4番「“ヒーローズ”シンフォニー (デヴィッド・ボウイとブライアン・イーノの音楽より) 」(1996)
<DISC5&6>
交響曲第5番「レクイエム・詩人・顕現」(1999)
アナ・マリア・マルティネス(ソプラノ)
デニス・グレイブス(メゾ・ソプラノ)
ミヒャエル・シャーデ(テノール)
エリック・オーウェンズ(バリトン)
アルベルト・ドーメン(バス・バリトン)
モーガン州立大学合唱団
ハンガリー放送少年合唱団
<DISC7>
交響曲第6番「プルートニアン・オード(冥界の頌歌)」(1999)
ローレン・フラニガン(ソプラノ)
<DISC8>
交響曲第7番「トルテカ・シンフォニー」(2005)
<DISC9>
交響曲第8番(2005)
<DISC10>
交響曲第9番(2012)
<DISC11>
交響曲第10番(2012)
【演奏】
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
バーゼル交響楽団(1,4)
ウィーン放送交響楽団(2,5,6)
シュトゥットガルト室内管弦楽団(3)
リンツ・ブルックナー管弦楽団(7~11)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2016年02月16日 14:00