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サントラ・ファン注目のカルテット・レコーズ、100セレクション

タグ : 映画音楽 映画

掲載: 2016年03月08日 15:31

更新: 2016年04月18日 16:30

高校教師

『ザ・チャイルド』他のスペインのホラー・サントラなどを起点とし、今やイタリア、フランス、ハリウッド、そして日本映画、と世界各国の要チェック・サントラを次々CD化、要注意レーベルのひとつとなった、カルテット。

本国スペインは、アルベルト・イグレシアス、パスカル・ゲーニュ、フェルナンド・ベラスケスなど、イタリアは、エンニオ・モリコーネ、ステルヴィオ・チプリアーニ、ピノ・ドナジオ、アメリカはアラン・シルベストリ、ヘンリー・マンシーニ、ラロ・シフリン、フランスはジョルジュ・ドルリュー、フィリップ・サルドといった名匠たちの名音源をリリース。今後も、もちろん、要チェックです!

 

マリオ・ナシンベーネ『激しい季節』『高校教師』

ヴァレリオ・ズルリーニ監督の、激しい恋の名作カップリング。ドラマチックなメロディを奏でる『激しい季節』、ジャジーなムードで、メイナード・ファーガソンのトランペットがしみる『高校教師』。ありし日の、大人の情熱的な恋愛映画を楽しめるヨーロッパのムード満点のスコア。

 

ガブリエル・ヤレド『Chocolat』

現代フランス映画界で独自のポジションを切り開いた名優ロシュディ・ゼムが監督し、『最強のふたり』で一躍、国際的人気俳優となったオマール・シーが、19世紀に初めて道化師として成功した黒人男性を演じた実話の映画化。音楽は、重厚なドラマでの繊細さは、この人を置いてない名匠ガブリエル・ヤレド。彼らしいまろやかな流麗さに、ニーノ・ロータを思い出させるエキゾチックさ、キュートさから、次第にシリアスで壮大なオーケストラへ。ドラマチックなスコアを堪能。

 

モーリス・ジャール『ランボー 地獄の季節』

19世紀後期、反逆の詩人ランボーの37歳という短い人生を描く。監督は『悲しみは星影と共に』のネロ・リージ。音楽はモーリス・ジャール。このジャールの音楽が、まさにジャール・サウンドのもつ民族音楽的なメロディ展開とユニークなリズム、そして幻想的な美しさ、そこに様々な危ない実験音楽的なアプローチ、とファンがモーリス・ジャール・サウンドに期待するエッセンスをふんだんに持ち合わせた驚異の知る人ぞ知る傑作。反逆の詩人、というモチーフに、自由な発想を遊ばせたのだろうか。ジャール・ファンはもとより、刺激的なサントラを聴きたい、という若いファンなどにも、これはお薦め。

 

パスカル・ゲーニュ『Verbo』

郊外に住む15歳の少女は、ある日、特殊感覚をもってしまい、危険な、別の世界に入っていく・・・監督・脚本は、本作が初長編となるエドゥアルド・チャペロ・ジャクソン。珍しいのが、音楽がファンタジーホラー系作品というよりも、繊細な人間ドラマでの職人ワザが光るパスカル・ゲーニュ。そんなゲーニュの考えるサウンドは、ミステリアスなストリングス主体の緩やかなオーケストラに、パーカッションでサスペンスを強調し、時に美しいメロディも際立たせるタッチ。ちょっとダニー・エルフマン・ファンにもお薦めの聴き心地ですが、さすがに上品です。さらに珍しいのは、そのゲーニュのスコア・トラックにラッパー、ナックがハードラップを載せる主題歌。

 

ジョン・アディソン『ニック・ノルティ/キャサリン・ヘップバーンの愉快なゆかいな殺し屋稼業』

殺害現場を老婦人に目撃されてしまった殺し屋。しかし、その老婦人は自身を殺してほしいと要求し、さらには殺され志願の老人たちを集め始めてしまう・・・伝説のキャノン・フィルムが『冬のライオン』のハーベイ監督で作ったヒューマン・コメディ(当初はハル・アシュビー監督で準備された。まさに『少年は虹を渡る』の姉妹編みたいな物語ですしね)。さて、この作品は、ジョン・アディソンの晩期の作品というレア音源。ユーモラスなアクセントを入れながら、ハラハラドキドキなオーケストラ・サウンドに、ちょっと派手にドレスアップした楽しいメロディと、往年のアディソン・タッチそのものを聴けます。シンセ・ビートを加えた3曲目のような珍しいナンバーもありますが、ほぼすべて、あの明るくて粋で楽しくなるアディソン・サウンド調です。

 

アラン・シルヴェストリ『マック』

宇宙人の迷い子と地球の車椅子生活の少年の友情物語。監督は『アドベンチャー・ファミリー』のスチュアート・ラフィル。音楽は、ハートウォームなSFはお得意のアラン・シルヴぇストリ。シルヴェストリにとって『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の3年後の担当作となる本作、優しく明るく美しいメロディと、かわいらしさものこしつつスピーディな展開のオーケストラは、さながら優しいバック・トゥ・ザ・フューチャー・スコア。ラストに流れる主題歌は、アダルトなイメージのボビー・コールドウェルという意外な人選だが、コールドウェルらしいカジュアルな美しさとシルヴェストリのドラマチックさが融合した、聴き応えのあるナンバーになっている。

 

ジョン・ウィリアムス『アルプスの少女ハイジ』

スイスのヨハンナ・スピリの児童文学名作をアメリカでテレビ映画化(日本のアニメ・シリーズより先です)。監督は『ニューヨーク泥棒結社』や、のちにテレビ映画『ジェーン・エア』も撮るデルバート・マン。音楽は、そのマンとの仕事もあるジョン・ウィリアムズの30代半ばの頃の仕事。サウンドは、壮大かつ流麗でオーケストラがメロディを大いに奏でる。テレビ映画ならではのキャッチーさに、大自然を舞台に、はつらつとした少女の成長ドラマという素材ゆえの明るい美しさが全開。そのタッチは、のちの『スター・ウォーズ』の豊潤さ、『タワーリング・インフェルノ』の緻密かつリリカルさのルーツを聴き取ることができる。壮大で美しいオーケストラを聴きたい方、必聴!(前半にスコアのみの録音を収録、後半にLPリリースもされたナレーション入りサントラを収録)

 

エンニオ・モリコーネ『要塞』

『サイレンサー 破壊部隊』『ベン』『ウォーキング・トール』など、アクションの中に独特の陰を落とす名匠フィル・カールソン監督による、戦時中人間ドラマ。ナチに皆殺しにされた村の生き残りの少年と、負傷したアメリカ兵、そして人質のドイツ軍女医のエスカレートしていく行動・・・・戦争映画、戦争作戦ものというよりも、戦争によっての人間の恐ろしい影響を見つめるシリアスドラマ。モリコーネの音楽は、テーマの哀しげに美しいタッチをメインに、より恐ろしさを前面に出したサウンドを展開する。

 

ステルヴィオ・チプリアーニ『Uccidere in Silenzio』

オッタビア・ピッコロが22~3歳の頃に主演した、「妊娠中絶」をテーマにしたシリアスなラヴストーリー。チプリアーニのサウンドは、ノラ・オルランディの美しいスキャットをフィーチャーして、苦悩するヒロインを優しく癒すかのようなスウィートなメロディで作品を包み込む。そのメロディとアレンジは、のちに「ラストコンサート 愛のテーマ」となる名調子の原型と言えるサウンド。そして、のちにアレンジして名曲「アントラ」(本盤のラストにも収録)となるサウンドのオリジナルが、この作品。極上のチプリアーニ流シネマ・イージーリスニングがドラマチックにスウィートに楽しめる、さすがの名作。

 

ローラン・プティガン『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』

世界の、そして地球の問題と最も未知な領域を捉える、ブラジル出身の報道写真家セバスチャン・サルガドの半生を、名匠ヴェンダースが、サルガドの息子ジュリアーノとともに追った壮大なドキュメンタリー。 客観的に見つめながら、世界が抱える状況を描写するかのような渇いた愁いを帯び、エスニック、アヴァンギャルドのエッセンスを取り入れながら、静かにドラマチックなスコアを創り上げているのが、『都市とモードのビデオノート』や『時の翼にのって』などにも参加しているフランスのギタリスト、ローラン・プティガン。

 

フェルナンド・ベラスケス『Ocho Apellidos Vascos』

南スペインの陽気な青年が、バスク出身の女の子に恋をして、恋するあまり、青年は自分がバスク人と偽ることをはじめてしまい、という民族間の日常問題をキュートなコメディとしてスペインで大ヒットした作品「8つのバスクの姓」。音楽はなんとコメディ登板は珍しいフェルナンド・ベラスケス。これがデイヴ・グルーシンもかくや、的なハートウォームでプチ切ないアコースティックなスコアをギターとストリングスで聴かせて、なかなかに涙腺刺激する。ロマンチックなスコアのファンは楽しめそう。

 

アンジェロ・バダラメンティ『迷宮のヴェニス』

イアン・マキューアン『異邦人たちの慰め』をハロルド・ピンターが脚本化し、ポール・シュレイダーが映画化。そして音楽がアンジェロ・バダラメンティ、そして主演が、とそれぞれが微妙にベクトルを異ならせる、妖しい毒素を持つ個性がコラボレートしての異色のエロティック・ドラマ。メインテーマの美しさは、ルスティケリやラヴァニーノ、日本の芥川也寸志あたりの作品で聴けそうなオールドファッション・テイスト。その無時代的なファンタスティックな心地よさが包み込む。

 

ステルヴィオ・チプリアーニ『Quel Pomeriggio Maledetto』

『北アフリカ戦線・ドイツ機甲部隊せん滅す』のマリオ・シシリアーノ監督が、なんとリー・ヴァン・クリーフを主演で贈る現代劇犯罪アクション。チプリアーニのサウンドはグルーヴ系名盤『刑事マルク』のラインの延長線上のクロスオーバー・サウンドと、まさにチプリアーニ節のスウィート&ドリーミーなメロディもふんだんの、両面の彼の世界をともに楽しめる娯楽イージー・フュージョン・サントラ

 

ニコラ・ピオヴァーニ『Il profumo della signora in nero』

ジャーロにニコラ・ピオヴァーニが音をつけた珍しい初期1974年作品。少しオルトラーニやモリコーネの当時のアレンジを参考にしたと思われる展開も面白いが、後のタヴィアーニ監督の濃厚な人間ドラマを彩っていくピオヴァーニ節の一端がそこここに聴こえてこれも面白い。テーマの彼ならではの真摯な美しさはまさにピオヴァーニ節。

 

エンニオ・モリコーネ『En mai, fais ce qu'il te plait』

1940年5月、フランス北部の村に侵攻してくるドイツ軍。その住人たちの姿を描く大作。監督は『戦場のアリア』のクリスチャン・カリオン。カリオン作品といえば、これまでフィリップ・ロンビ音楽で名作を生んでいたが、今回は巨匠モリコーネが音楽。冒頭、ミニマル・ミュージック的な導入からメロディが展開するスケールの大きなナンバーから、美しさと緊張感が同居する壮大なオーケストラに展開していく。

 

ドミニク・フロンティア『Hammersmith is Out』

名優ピーター・ユスチノフが、リチャード・バートン、エリザベス・テイラーそしてボー・ブリッジスのアンサンブルで見せる寓話的な犯罪コメディ。サントラのテイストはまるでロイ・バッド&ヘンリー・マンシーニ。クロスオーバー的ビッグバンド、マンシーニ的なスウィートのヴォーカル、そしてインパクト強いアレンジで聴かせるメインテーマ。ドミニク・フロンティアのカラフルなアイデアが楽しい。

 

エンニオ・モリコーネ『Spogliati,Protesta,Uccidi!』

許されない愛を発端に、ワイルドなヴァイオレンスと青春の暴走とも言うべきパワフルさが融合する独創的なストーリー。 英語詞の付けられた主題歌「NO ONE CAN」は、当時のフォークポップのメロディアスさを持つ名曲。このメロディを軸にサイケなモリコーネ・アレンジが次々に展開し、アクション・サスペンス系モリコーネ・ファンも興奮の流れにもなる、さすがの逸品。

 

ピノ・ドナジオ『鏡の向う側』

『金曜日の別荘で』『暗殺の森』のアルベルト・モラヴィア原作のエロティック・ドラマ。倦怠期の夫妻、ある日、妻は衝撃的な光景を鏡の向うに見てしまう。 ピノ・ドナジオの音楽は『殺しのドレス』に代表される、エロを想起させる、あまりにも美しいストリングス・メロディがスローで展開。この年代を感じさせる、ソフト・フュージョン・バラードともいうべき歌ものも3曲あり。美しいサントラをお探しの方には、ぜひおすすめのロマンティックすぎる一作。

 

アルベルト・イグレシアス『MAMA』(2015)

名作『アナとオットー』の監督フリオ・メデムと音楽アルベルト・イグレシアスのタッグ2015年作品。ペネロペ・クルスが幼い子を育てながら、癌と闘うママを演じる。サントラは、イグレシアス自身のピアノをメインと5人のストリングスが奏でる室内楽。オープニングの明るさから、さまざまなドラマを経て、細やかな表現のメロディでえも知れぬ感動を呼び起こすラストまで、上品に聴ける音の人間ドラマ。

 

フィリップ・サルド『ふたりの友人』『アンニュイ ~倦怠の季節~』(2015)

フィリップ・ガレルの息子、ルイ・ガレルの監督第一作。通勤刑執行中の女性と、二人の男友達との物語。音楽は名匠フィリップ・サルドだが、これが、これまでのサルド・メロディのしっとりと悲しげな美しさではなく、希望に満ちて愛らしいメロディをピアノとストリングスが奏でて驚き。サブテーマは、自身の過去の代表作『愛人関係』のメロディを使用し、しっとりと。後半は『アンニュイ 倦怠の季節』からで、こちらは、複雑に美しいメロディをストリングスで描写する官能的な世界。

 

カルロ・サヴィーナ『L'ingenua』『L'osceno desiderio』

カルロ・サヴィーナの、セクシー・フィルムのサントラ・カップリング。前半『L' Ingenua』は、奔放な娘をめぐる大騒動で、女性のため息大フィーチャーのオープニングから、親しみやすいラウンジ・サウンドへ。後半『L'Osceno desiderio』は、メロドラマのテーマメロディ的な美しさのメインから、様々な変奏へ。コメディからシリアスへ流れるサヴィーナのお色気サウンド。

 

ラッロ・ゴーリ『The Legend of the Wolf Woman』

まさしく、狼女のホラー・フィルムのサントラだが。シンセが奏でる美しい幻想感と、リズム隊のクロスオーバー・ジャズのビートの絡みがユニーク。ホラー・スコアでもエロティック・スコアとも簡単に括れない、独特のノワール感がかっこいい、ラッロ・ゴーリの快作。中盤からのサイケ・ジャズ・ロックも耳を離させない。 The Legend of the Wolf Woman

 

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