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ザ・ニュー・ブロッケーダース、2012年貴重ライヴ音源がCD化

The New Blockaders

デビューから30周年にあたる2012年に行われた貴重なライヴを2トラック収録した作品が、VLZ PRODUKTより登場!

「Live At The Dome」はブロークンフラッグ フェスティヴァル「Never Say When」での演奏。ひりつくようなハウリングによる重低音持続音、突き刺さる金属の摩擦や回転による軋轢、手につかめそうな物音にまで昇華されたオシレーターサウンド、接触不良音、そしてオーディエンスの狂気全てがまるでコンクリートミキサーに放り込まれて破壊され融合していくかのように、リアルタイムでノイズ交響曲が精製されていく。当時の会場の空気をそのまま切り取ってきたかのような臨場感溢れるライブトラック。

「Live At The Rammel Club」はHarbinger Sound フェスティヴァルでの演奏。このトラックはDomeのリハーサルを兼ねたパフォーマンスであった。会場が小さく、また録音状態も影響して非常にカオス度の高く、現場の空気の密度の濃さがダイレクトに伝わるライブトラック。

83年の名盤「Live At Morden Tower」を思い出さずにはいられない生々しい虚無の記録である。

掲載: 2016年05月24日 17:36