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〈エチオ・ジャズ〉生みの親ムラトゥ・アスタトゥケ関連作が復刻

ethio jazz

 

英国、米国の双方でジャズをはじめとする音楽を学び、祖国エチオピアの音楽と融合することでまったく新しいサウンド“エチオ・ジャズ”を生み出した開祖ムラトゥ・アスタトゥケ。今なお精力的に活動を続けるリヴィング・レジェンドである彼が70年代に残したキャリアを代表する名盤を紙ジャケット仕様にて世界初のストレートCDリイシュー実現!

 

 

Mulatu Astatke / エチオ・ジャズ

これぞムラトゥのキャリア最高傑作というべき大名盤にして、エチオ・ジャズ史上最重要アルバム!

ムラトゥ聴くなら、まずはコレ!コンピレーション・シリーズ『エチオピーク』の人気や、ジム・ジャームッシュ監督作『ブロークン・フラワーズ』にお ける楽曲の大フィーチャーなどにより、この10年ほどで急速な再評価をものにしてきたエチオピアの巨匠音楽家/マルチ奏者、ムラトゥ・アスタトゥケ。その 芳醇にしてユニークな音楽性の素晴らしさは本盤にとどめを刺す!米国から帰国後の74年に祖国エチオピアのAmha Records よりリリースされた本作は、その名もズバリ『エチオ・ジャズ』。ムラトゥのキャリアにおいてはもちろん、現代エチオピア音楽の歴史においても、マイルス トーンとして燦然と輝き続ける名盤である。管が奏でるエスニックな郷愁のメロディ、太いうねりを生むポリリズミックなリズム・セクション、妖艶なヴィブラ フォンにスモーキーなローズやオルガン、そして全編を包む米国譲りのモーダルなジャズの響き…それが奇跡的なバランスで融合した本作は、紛れも無くエチ オ・ジャズの頂点に君臨する名盤であり、新たなサウンドを手に入れんとするムラトゥの才気がこれでもかと迸った野心作だ。聴く度にその妖しいカッコよさに ゾクゾクする。『ブロークン・フラワーズ』の劇中曲として使用され話題を呼んだ「Yekermo Sew」や「Gubelye」も本盤に収録!

※これまでの再発では一部カットされていた「Ene Alanchie Alnorem」をノーカットで収録した完全復刻盤!

 

 

エチオピアン・モダン・インストゥルメンタルズ・ヒッツ

『Ethio Jazz』と対を成す70's ムラトゥ関連の重要盤!当時のムラトゥの名曲・名演を収めた伝説の名コンピレーションにして、アフロ・レア・グルーヴ史上でも最高峰のレア盤!

本作はムラトゥ・アスタトゥケの代表作『Ethio Jazz』リリース前夜、1972年に同じくエチオピアのAmha Recordsからリリースされた名作コンピレーションである。コンピレーションというと最近編集されたものと勘違いされがちだが、本作はれっきとした70年代オリジナル・リリースのコンピレーションであり、アフロ・レア・グルーヴ史上でも最も入手困難な激レア盤としても知られている1枚である。欧米でジャズを学んだムラトゥの帰国によってエチオピアの音楽シーンに勃興したニュー・ウェーヴ=“エチオ・ジャズ”。当時は相当革新的だったであろう(今聴いても十分斬新だが)そのサウンドを当地に広く知らしめんと69~72年に掛けてのモダン・エチオピアン・サウンドをコンパイルした野心的な企画アルバムだが、実はその収録内容のほとんどはムラトゥ名義での楽曲並びにムラトゥがアレンジを手がけた楽曲で占められている。つまり、実質的には「ムラトゥのアルバム」といっても過言ではないのだ。収録された音源は同時期にリリースされた『Ethio Jazz』とも甲乙つけがたい素晴らしいものばかり。渡米時に多大な影響を受けたラテン・ジャズの要素とエチオピア土着のアフロ・サウンドとの融合が醸し出す唯一無二のエキゾチズム…その鄙びた味わいとスモーキーなブラックネスは筆舌に尽くしがたい。『Ethio Jazz』とセットで聴くべき名盤である。

タグ : リイシュー 【World】復刻&発掘

掲載: 2016年08月01日 12:45