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天才クルレンツィスのダ・ポンテ・オペラ第3弾!“ドン・ジョヴァンニ”(全曲)

ドンジョヴァ

昨年から今年にかけてストラヴィンスキー「春の祭典」、コパチンスカヤをソリストに迎えた「チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲/ストラヴィンスキー:結婚」でクラシック界に大きな話題を提供してきたギリシャからのNew Wave鬼才指揮者クルレンツィス。その個性的なパーソナリティは、「レコード芸術」誌2016年3月号の巻頭インタビューでも披歴されました。彼が2013年から続けてきたモーツァルト/ダ・ポンテ・オペラ・レコーディングですが、その第一弾「フィガロの結婚」(2014年)、第二弾「コジ・ファン・トゥッテ」(2014年)に続く第三弾にして完結編となる「ドン・ジョヴァンニ」がついに登場します。ダ・ポンテ三部作の中でももっとも劇的な構成をもつ(例えばオーケストラには他のダ・ポンテ・オペラにはないトロンボーンが加わっています)この全2幕の長大な作品を、クルレンツィスの斬新な解釈で楽しめます。CDはブックタイプの豪華パッケージ仕様。
LPレコード(アナログ盤)もリリース予定
LPは、全2幕をLP4枚8面に贅沢にカッティングし、ベルリン・フィル・レーベルのLP制作などを手掛けるドイツ有数の製造会社「オプティマル・メディア」による180グラム重量プレス盤をクラムシェル・ボックスに収容。いずれも完全生産限定盤です。
(ソニーミュージック)

【収録曲目】
モーツァルト
歌劇 “ドン・ジョヴァンニ” K.527(全曲)
【演奏】
ディミトリス・ティリアコス(バリトン/ドン・ジョヴァンニ)
ヴィート・プリアンテ(バリトン/レポレッロ)
ミカ・カレス(バス/騎士長)
ミルト・パパタナシュ(ソプラノ/ドンナ・アンナ)
ケネス・ターヴァー(テノール/ドン・オッターヴィオ)
カリーナ・ガウヴィン(ソプラノ/ドンナ・エルヴィーラ)
グイード・ロコンソロ(バリトン/マゼット)
クリスティーナ・ガンシュ(ソプラノ/ツェルリーナ)

テオドール・クルレンツィス(指揮)
ムジカ・エテルナ
【録音】
2015年11月23日-12月7日、ロシア、ペルミ、セッション録音

シベリア鉄道の分岐点であり、カマ川を行き来する水上交通の中心。ロシア有数の工業都市、交易都市であるペルミは、モスクワ、ペテルブルクと並ぶロシア文化の中心地でもあります。特にディアギレフを輩出したバレエは、ボリショイ、キーロフと並び称される規模と実力を誇っていました。ソ連崩壊後は、しばらく不遇をかこつていましたが、近年のペルミ地方の油田開発により、昔日の栄光を取り戻したかのような活況を呈しているそうです。
そこに自らのオリジナル楽器オーケストラ、ムジカ・エテルナを率いてシベリアのノヴォシヴィルスクから乗り込んできたのが天才の呼び声高いギリシア人、テオドール・クルレンツィスでした。その経緯はいろいろと噂されていますが真相は、手っ取り早くオペラ・バレエ劇場のステップアップを望んだ市当局が、若きクルレンツィスに白羽の矢を立てたところ、彼の就任条件がムジカ・エテルナを座付オーケストラにすることだったというもの。以来クルレンツィスは、ペルミ国立劇場の音楽監督として手兵とともにパーセル、ラモー、そして、モーツァルトなどのオペラを上演してきました。バロック・オペラとともに彼が愛情を注いでいるのがチャイコフスキー、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチ、ワインベルクというロシア近現代の作曲家たち。“死者の歌”や“春の祭典”のCDで聴かせてくれた苛烈な音楽づくりに、今さら愚昧な言葉を重ねる必要はありますまい。ただ、同時期に録音されたモーツァルトのレクイエムを聴くにつけ、この天才音楽家が、どこかで“死”という概念に深く心を奪われているように思えてなりません。
ダ・ポンテ三部作の最後を飾る“ドン・ジョヴァンニ”は、モーツァルトが罪と死の問題に精魂を傾けた時代を超越した人間ドラマ。どんな時代のオペラを演奏しても、綺麗ごとではない、生々しい人間のドラマに変えてしまうというクルレンツィスが、どんなモーツァルトを聴かせてくれるのか。発売が待ち遠しい期待の新作です。
(タワーレコード)




















シベリア鉄道の分岐点であり、カマ川を行き来する水上交通の中心。ロシア有数の工業都市、交易都市であるペルミは、モスクワ、ペテルブルクと並ぶロシア文化の中心地でもあります。特にディアギレフを輩出したバレエは、ボリショイ、キーロフと並び称される規模と実力を誇っていました。ソ連崩壊後は、しばらく不遇をかこつていましたが、近年のペルミ地方の油田開発により、昔日の栄光を取り戻したかのような活況を呈しているそうです。
そこに自らのオリジナル楽器オーケストラ、ムジカ・エテルナを率いてシベリアのノヴォシヴィルスクから乗り込んできたのが天才の呼び声高いギリシア人、テオドール・クルレンツィスでした。その経緯はいろいろと噂されていますが真相は、手っ取り早くオペラ・バレエ劇場のステップアップを望んだ市当局が、若きクルレンツィスに白羽の矢を立てたところ、彼の就任条件がムジカ・エテルナを座付オーケストラにすることだったというもの。以来クルレンツィスは、ペルミ国立劇場の音楽監督として手兵とともにパーセル、ラモー、そして、モーツァルトなどのオペラを上演してきました。バロック・オペラとともに彼が愛情を注いでいるのがチャイコフスキー、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチ、ワインベルクというロシア近現代の作曲家たち。“死者の歌”や“春の祭典”のCDで聴かせてくれた苛烈な音楽づくりに、今さら愚昧な言葉を重ねる必要はありますまい。ただ、同時期に録音されたモーツァルトのレクイエムを聴くにつけ、この天才音楽家が、どこかで“死”という概念に深く心を奪われているように思えてなりません。
ダ・ポンテ三部作の最後を飾る“ドン・ジョヴァンニ”は、モーツァルトが罪と死の問題に精魂を傾けた時代を超越した人間ドラマ。どんな時代のオペラを演奏しても、綺麗ごとではない、生々しい人間のドラマに変えてしまうというクルレンツィスが、どんなモーツァルトを聴かせてくれるのか。発売が待ち遠しい期待の新作です。
(タワーレコード)

【収録曲目】
モーツァルト
歌劇 “ドン・ジョヴァンニ” K.527(全曲)
【演奏】
ディミトリス・ティリアコス(バリトン/ドン・ジョヴァンニ)
ヴィート・プリアンテ(バリトン/レポレッロ)
ミカ・カレス(バス/騎士長)
ミルト・パパタナシュ(ソプラノ/ドンナ・アンナ)
ケネス・ターヴァー(テノール/ドン・オッターヴィオ)
カリーナ・ガウヴィン(ソプラノ/ドンナ・エルヴィーラ)
グイード・ロコンソロ(バリトン/マゼット)
クリスティーナ・ガンシュ(ソプラノ/ツェルリーナ)

テオドール・クルレンツィス(指揮)
ムジカ・エテルナ
【録音】
2015年11月23日-12月7日、ロシア、ペルミ、セッション録音

カテゴリ : ニューリリース | タグ : クラシックLP 高音質(クラシック)

掲載: 2016年09月27日 18:36

更新: 2016年10月12日 15:19