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R.ブースビー~『ウィリアム・ロウズ(1602-1645):リラ・ヴィオールのための独奏作品全集』

ブースビー

リュートと声楽のための常勤の音楽家としてチャールズ1世の宮廷で勤めていたイギリスの作曲家、ウィリアム・ロウズ。ヴィオール・コンソート(3~6名の奏者で演奏される)のための組曲で名をのこしていますが、リラ・ヴィオールの楽器のために、ソロ作品を34、トリオ作品を59作曲しています(完全なかたちでのこっているトリオ作品は6曲のみ)。ほぼすべてが1630年頃に集中的に書かれたとされていますが、どの作品も固有の気分をもつ珠玉の曲ばかり。
このたび、王立音楽大学の博物館のケスラー・コレクションに所蔵されているリチャード・メアーズ(c.1647-1725)制作のリラ・ヴィオールを実際に用いて、ロウズのリラ・ヴィオールのためのソロ作品全曲が録音、リリースのはこびとなりました。
演奏しているのはフレットワークの創設メンバーにして、アーノンクールに師事し、パーセル四重奏団を創設した人物でもあるリチャード・ブースビー。17世紀の音色に思いを馳せる1枚です。
(キングインターナショナル)

ウィリアム・ローズ(1602-1645)は、ルネッサンスとバロックの中間期に位置するイギリスの作曲家です。兄のヘンリー・ローズ(1595ー1662)も著名な作曲家で、面識のあったチャールズ1世がイギリス王として即位すると、兄ともども宮廷楽団に採用されました。マスク(仮面劇)のための歌曲やパートソング(合唱曲)を数多く残しましたが、ヴィオール・コンソート(ガンバ合奏)のための作品は、現在でも盛んに演奏されています。
王権神授説を主張して専制政治を行なったチャールズ1世が議会派と対立して、ピューリタン革命が勃発。王党派の近衛兵となったウィリアムは、議会派との戦闘で戦死してしまいます。捕えられたチャールズ1世は1649年に処刑。王政復古の時代まで生き延びて、「チャールズ2世の戴冠式のためのアンセム」(1660)を作曲したのは兄のヘンリーでした。
(タワーレコード)

【収録曲目】
ウィリアム・ローズ(1602-1645)
前奏曲 Prelude(VdGS No.435)
カントリー・コール Country Co(ll VdGS No.421)
ジーグ A Jigge(VdGS No.422)
アルメインAlmain(VdGS No.491)
コラント Coranto(VdGS No.512)
アルメイン Almain(VdGS No.461)
コラント Coranto(VdGS No.423)
エアー Air (VdGS No.596)
アルメインAlmain(VdGS No.462)
コラント Coranto(VdGS No.424)
アルメイン Almaine(VdGS No.511)
コラント Coranto(VdGS No.513)
サラバンド Saraband(VdGS No.514)
アルメイン Almain(VdGS No.463)
コラント Coranto(VdGS No.465)
サラバンド Saraband(VdGS No.467)
アルメイン Almain(VdGS No.543)
コラント Coranto( VdGS No.541)
アルメイン Almaine(VdGS No.464)
コラント Corrant (VdGS No.425)
サラバンド Saraband(VdGS No.434)
アルメイン Almain(VdGS No.542)
コラント Coranto(VdGS No.544)
アルメイン Almain(VdGS No.430)
コラント Corant (VdGS No.426)
サラバンド Sarabrand(VdGS No.433)
コラント Corant (VdGS No.427)
サラバンド Saraband(VdGS No.591)
コラント Corant (VdGS No.428)
サラバンド Saraband(VdGS No.466)
コラント Coranto(VdGS No.545)
コラント Coranto(VdGS No.546)
コラント Corant (VdGS No.429)
コラント Corant (VdGS No.431)
サラバンド Sarabrand(VdGS No.432)
【演奏】
リチャード・ブースビー(リラ・ヴィオール)
 ~リチャード・メアーズ製作(1690年頃):王立音楽院ケスラー・コレクション所蔵
【録音】
2015年1月・3月・6月・9月、王立音楽大学、ロンドン

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年10月15日 00:00