ミシェル・ダルベルトによるベヒシュタインのピアノで奏でるフォーレの世界
ミシェル・ダルベルトは、NHK「スーパー・ピアノレッスン」で講師を務め日本でもおなじみの、いわずとしれたフランスの名ピアニスト。2014年に来日30周年を迎え、直近では2016年3月にも来日、聴衆を魅了しました。
アパルテレーベル第2弾となる当盤は、ベヒシュタインのピアノを用いたフォーレの世界。洒脱な感性、作品と作曲家への深い考察、そしてそれらを音で表現するテクニックを併せ持つダルベルトが、美しい横の線(メロディ)と密度の濃い和声が織りなすフォーレ作品の世界を見事に解き明かします。フランスの大家による、フランス作曲界の大御所の真価を問う1枚の登場といえるでしょう。
ブックレットには、「ガブリエル・フォーレへの私的考察」と題し、自分とフォーレの音楽との出会い、どのようにしてフォーレの世界を発見していったか、そしてフォーレの音楽を理解するための鍵についてなどが、興味深くつづられています(日本語訳つき)。
(キングインターナショナル)
【曲目】
フォーレ:
バラード 嬰ヘ長調 op.19
即興曲第3番 変ロ長調 op.34
夜想曲第6番 変ニ長調 op.63
夜想曲第7番 嬰ハ短調 op.74
主題と変奏 嬰ハ短調 op.73
夜想曲第9番 ロ短調 op.97
夜想曲第11番 嬰ヘ短調 op.104-1
夜想曲第13番 ロ短調 op.119
【演奏】
ミシェル・ダルベルト(ピアノ/ベヒシュタイン)
【録音】
2017年1月7日、パリ国立高等演劇学校(ライヴ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2017年03月09日 00:00