ヌヴーの名演ブラームス&シベリウスを2トラック38センチのオープンリール・テープより復刻!
ヌヴーのブラームス&シベリウス、
ジネットの母ロンズ=ヌヴーの慟哭の手記とともに蘇る!
2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻
制作者より
伝説のヴァイオリニスト、ジネット・ヌヴーのHMV録音であるブラームスとシベリウスのヴァイオリン協奏曲は、言わずと知れた名盤です。この2曲を2トラック、38センチのオープンリール・テープより復刻、すっきりと聴きやすい音質で蘇りました。今回の復刻CDでは、演奏内容以上に注目されるのが、ジネットの母ロンズ=ヌヴーによる手記です。母はジネットとジャン、2人の子供の思い出をのちに1冊の本にまとめますが(原書はフランス語、英訳あり、邦訳なし)、この手記はそれよりも前に書かれたものです。最も身近な存在であった母の描写は、ジネットの人となりをまことに見事に浮き彫りにしています。母は2 人の子供を失った大きな悲しみを抑えつつ、客観的に、淡々と書き綴っているがゆえに、この偉大なヴァイオリニストの存在感の大きさが真に迫ってきます。言い換えれば、この手記を多くの人に読んでもらいたいがために、今回の復刻CDを制作したのです。
おことわり
ブラームスの第1楽章、14分07秒付近でアラーム音のようなノイズが入ります。これは原盤に混入しているもので、過去に発売されたSP、LP、CDにも入っています。従いまして、このノイズは当CDの制作過程で発生したものではありません。(以上、平林直哉)
(キングインターナショナル)
【曲目】
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
(2)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
【演奏】
ジネット・ヌヴー(ヴァイオリン)
(1)イサイ・ドブロウェン(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
(2)ワルター・ジュスキント(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
【録音】
セッション録音:(1)1946年8月16,17,18日/アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)
(2)1945年11月21日/アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)
使用音源: Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2017年03月10日 00:00