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バーンスタインのマーラー:交響曲全集の第1回録音がアナログ重量盤エディションで復活!(15枚組)

バーンスタインのマーラー

レナード・バーンスタイン・コンダクツ・マーラー(アナログ重量盤エディション)

レナード・バーンスタインによる第1回目のマーラー交響曲全集は、20世紀におけるマーラー演奏史に残る金字塔の一つ。グールドのバッハやストラヴィンスキー自作自演などと共に、ソニー・クラシカル・レーベルに残された最も重要な録音といえるでしょう。1960年、マーラー生誕100年を記念してニューヨークで開催された「マーラー・フェスティヴァル」に際して録音された「第4番」を嚆矢に、1967年までニューヨーク・フィルの定期での演奏会と並行して「第3番」(1961年)、「第5番」「第2番《復活》」(1963年)、「第7番《夜の歌》」「第9番」(1965年)、「第1番《巨人》」(1966年)、「第6番《悲劇的》」(1967年)の順で録音が行なわれ、その間、1966年のロンドン響客演の折りに「第8番」が収録されました(1969年のニューヨーク・フィル退任後、1970年代に「亡き子を偲ぶ歌」(1974年、イスラエル・フィル)と「第10番~アダージョ」(1975年)が録音されましたが、このボックスには未収録)。バーンスタインはこの後、1970年代に映像による全集、1980年代にはマーラーと縁の深かった3つのオーケストラを使ったデジタル録音による全集(第8番と第10番~アダージョのみ未収録)を残していますが、この第1回目の全集にこそ、バーンスタインのマーラー音楽の使徒としての熱い使命感が溢れんばかりに込められており、21世紀となった今でもその鮮烈なメッセージを伝え続けています。バーンスタインが生前にオーソライズした映像ソフトも含む4種類の演奏の中で最も若々しくしかもドラマティックな「第2番《復活》」、師ミトロプーロスの死の直後に録音され、深い感情に満たされた「第3番」、可憐なレリ・グリストの名唱が光る「第4番」、ニューヨーク・フィルの底力が発揮された「第6番《悲劇的》」「第7番《夜の歌》」「第9番」など、いずれも作品のキャラクターを明確に際立たせた名演奏ぞろいです。当時のコロンビア・レーベルが誇った「360サウンド」によって細部まで明晰に収録された左右に大きく広がる立体感のあるサウンドは、今聴いても十分に新鮮で、マーラーの複雑なオーケストレーションの魅力を余すところなく伝えています。各ディスクはアメリカ初出のオリジナルLPジャケット・デザインを精密に再現した紙ジャケットに封入され(ただし第1番と第4番以外はゲイトフォールド仕様のジャケットです)、盤面のレーベルも当時のデザインを再現しています。クラウス・ガイテルの解説を掲載したリーフレットが添付します。全てのジャケットとリーフレットは厚紙製のスリップケース(サイズ: 縦 31,5 cm x 横 33 cmx 奥行き 8,5 cm)に封入され、重量は約5 kgとずっしりとした手ごたえがコレクター心をくすぐります。2009年のアンドレアス・マイアーによるDSDリマスターを使用し、フランスで1957 年に設立され、現在では世界的なネットワークを誇るプレス会社、MPOインターナショナル社(MPO=Moulage Plastique de l’Ouest、「ウエスト・プラスティック製造社」の意味)による180グラム重量盤プレスです。プレスの過程で1960 年代の初出・米コロンビア盤との比較を重ね、初出盤を超えるサウンドを実現いたしました。各交響曲のデジタル配信のダウンロードコード(配信限定のボーナストラック「グスタフ・マーラーの思い出」を含む)を封入予定。

【収録予定曲】

マーラー:
【LP1】交響曲第1番ニ長調『巨人』[録音]1966年
【LP2-3】交響曲第2番ハ短調『復活』[録音]1963年
【LP4-5】交響曲第3番ニ短調[録音]1961年
【LP6】交響曲第4番ト長調[録音]1960年
【LP7-8】交響曲第5番嬰ハ短調[録音]1963年, 亡き子を偲ぶ歌~ジェニー・トゥーレル(メゾ・ソプラノ)[録音]1960年
【LP9-11】交響曲第6番イ短調『悲劇的』[録音]1967年, 交響曲第9番ニ短調[録音]1965年
【LP12-13】交響曲第7番ホ短調『夜の歌』[録音]1965年
【LP14-15】交響曲第8番『千人の交響曲』[録音]1966年

【演奏】レナード・バーンスタイン(指揮) ニューヨーク・フィルハーモニック, ロンドン交響楽団(交響曲第8番のみ)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : クラシックLP 高音質(クラシック)

掲載: 2017年04月21日 14:00

更新: 2017年04月25日 00:00