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〈タワレコ限定〉MAK復刻シリーズ第15弾は、異なる年代の2枚のアルバム『ヴィヴァルディとイタリア・バロックの協奏曲集』(2枚組)

ムジカ・アンティクァ・ケルン


MAK復刻シリーズ第15弾。異なる録音年代の2枚のアルバムをイタリア・バロックの協奏曲というテーマで括った 2枚組。詳細な解説も必読。新規序文解説とゲーベル氏による新訳(DISC1)を掲載!

今回のリリースは、異なる年代の2枚のアルバム「ヴィヴァルディとイタリア・バロックの協奏曲集」2枚組を復刻します。DISC1の「イタリア・バロックの協奏曲集」は1992年に国内盤で発売されて以来、25年振りの再発。DISC2の「ヴィヴァルディ:室内協奏曲集」は1982年に国内盤LPで発売後、さらに2004年にSA-CDハイブリッド盤(別曲のカップリング付)で再発されて以来となります。
今回の復刻では、DISC1は元々初発売時の輸入盤ブックレットに掲載されていたゲーベル氏自らのアルバム解説を初めて邦訳し掲載。4ページにわたるこの詳細な解説と、国内盤初出時の戸口幸策氏の解説により、ようやくこのアルバムの真意が明かされました(その分析と背景、より踏み込んだ補足は矢澤孝樹氏による序文解説を要参照)。作品における価値観を柔軟に突き崩すMAKの真骨頂とも言えるこのアルバムは、録音時ゲーベル氏自身が腕の故障でヴァイオリンを弾かず、指揮に専念していた点も含め、MAKの更なる新境地を開いた録音としてひとつの転換点ともなった盤と言えます。
1980年12月、アナログ録音末期の録音であるDISC2の「ヴィヴァルディ:室内協奏曲集」は、初期のMAKを代表する名盤として今回初出時の曲目に戻した上でカップリングしましたが、内容的にはヴィヴァルディの既成イメージを一新した意味も含め、まさに画期的なアルバムでした。特に、1回目の録音である「ラ・フォリア」は圧巻で、後の再録音(PROC1713で既発売)ともども、ぜひ聴いていただきたい演奏です。
ブックレットは16ページに及び、資料としての価値も高いCDです。また、アナログ録音であるCD2は、従来通りオリジナルのアナログ・マスター・テープからハイビット・ハイサンプリング(192kHz、24bit)で高品位のデジタル化を行った音源をCDマスターに使用しました。尚、今回のVintage+plus Vol.24は全7タイトルを発売します。
(タワーレコード)
【曲目】
[CD1]
イタリア・バロックの協奏曲集
1. ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709):4つのヴァイオリンのための協奏曲 ホ短調
2. ジョヴァンニ・モッシ(um 1700):協奏曲 作品4 第12番 ト短調
3. ジュゼッペ・ヴァレンティーニ(1680-1759):協奏曲 作品7 第11番 イ短調
4. ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ(1695-1764):協奏曲 作品4 第12番 ヘ長調
5. レオナルド・レオ(1694-1744):協奏曲 ニ長調
[CD2]
アントニオ・ヴィヴァルディ:室内協奏曲集
6. 協奏曲 イ短調 RV108
7. 協奏曲 ニ長調 RV84
8. 協奏曲 ト長調 RV102
9. 協奏曲 ニ長調 RV89
10. ソナタ ニ短調 RV63 《ラ・フォリア》
【演奏】
ムジカ・アンティクヮ・ケルン(オリジナル楽器による)
ラインハルト・ゲーベル(指揮)

グートルン・ヘインズ(リコーダー)(6)
ヴィルヴェルト・ハーツェルツェト(フラウト・トラヴェルソ)(7-9)
ラインハルト・ゲーベル、ハーヨ・ベス(ヴァイオリン)(10)
【録音】
1980年12月2-4日 ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ(6-10)
1991年1月 ケルン、ドイツ国営放送ホール(1-5)
【原盤】
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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年06月05日 00:00