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ヴィジェイ・アイヤー (Vijay Iyer)、ゲイリー・ピーコック (Gary Peacock)他、ECM 8月リリース作品

Tower Records presents ECM SA-CD HYBRID SELECTION

 

Vijay Iyer Sextet / Far From Over

キーボーディスト/コンポーザー、ヴィジェイ・アイヤーの2016年作品『A Cosmic Rhythm with Each Stroke』以来約1年ぶりとなるECM5作目が早くも登場。本セクステットは天才的インプロヴァイザーが勢ぞろいで、ジャズのこれまでの豊かな歴史を活かしつつも前進していく音楽。スリリングで爆発するかのようなものから、 (「Down to the Wire」「Good on the Ground」) カルト的なエレジーもの (「For Amiri Baraka」「Threnody」)、メロディックなフックを持ちながら, どんどん入り込む雰囲気、, 力強いリズムと根底にある魅力的な全てのスピリットが宿っているのだ。「このグループは火の要素を多く秘めているけど、同時に土の要素も多い。というのは、トーンがとても深く、音色もテクスチャーもさまざまなんだ。もちろん空気と水のような要素もある。音楽が生きているように動いている。」とヴィジェイ。

(パーソネル)Vijay Iyer(p, Fender Rhodes)  Graham Haynes(cornet, flugelhorn, electronics)  Steve Lehman(alto saxophone) Mark Shim(tenor saxophone)  Stephan Crump (double-bass) Tyshawn Sorey(drums)

 

 

Gary Peacock Trio / Tangents

これまでも、ポール・ブレイ、ビル・エヴァンス、キース・ジャレットなどの伝説のピアノ・トリオでベースを弾いてきたゲイリー・ピーコックの2年ぶりのトリオ作品。このトリオの引っ張り強さは、詩的な拘束を受けた筋肉質の妙技で、ピーコック、コプラント、バロンの5つのオリジナル、そしてビル・エヴァンスの名演も思い出される"Blue in Green"や"Spartacus"の暗いながらにも雰囲気のある即興演奏が光る。

(パーソネル)Gary Peacock(double-bass) Marc Copland(piano) Joey Baron(drums)

 

Tim Berne's Snakeoil / Incidentals

ニューヨーク・タイムス誌 が「確固たる信念を持ったサックス奏者/コンポーザー」と評するTim BerneのバンドSnakeoilの2015年『You've Been Watching Me』以来2年ぶり4枚目の作品、そしてクインテットも加えた作品としては2作目。Berneのこれまでの作品のダイナミックさ、パワフルさ、展開の早さを保ちつつも、その全ての中でとても明確な作品 でBerne曰く、「新しいプレイヤーを加えることにより、もっとソニックな空を得ることができたんだ。」とのこと。David Tornがギターで参加する約26分間もの大作“Sideshow”は聴きどころ!

(パーソネル) Tim Berne(alto saxophone) Oscar Noriega(clarinet, bass clarinet) Ryan Ferreira(guitars) Matt Mitchell(piano) Ches Smith(drums, vibraphone, percussion, timpani) David Torn(guitar)

 

 

アレクセイ・リュビモフ / C.P.E.Bach: Tangere

ロシア人のピアニスト、チェンバロ奏者であるアレクセイ・リュビモフは、ジョン・ケージからヴァレンティン・シルヴェストロフにいたる現代音楽の擁護者であり、古楽器に情熱的に取り組んでいるバロック音楽の演奏者でもあるという2つの方向性を持つ稀有なアーティストです。このカール・フィリップ・エマヌエル・バッハによる音楽の演奏では、タンジェント・ピアノの響きを最大限創造的に活用して、作曲家の幻想曲、ソナタ、ロンドの創意工夫に応えています。タンジェント・ピアノとは"タンジェント"と呼ばれる木片で弦を打って音を出す古楽器で、18世紀初頭にしばらくの間人気がありましたが、チェンバロよりも表現力に富み、強度も備えた楽器です。

 

ジョン・ポッター、アンナ・マリア・フリーマン / Secret History - Sacred Music by Josquin & Victoria

スペインのトマス・ルイス・デ・ビクトリアとフランスのジョスカン・デプレ。二人は同時代でもなく、生まれ、活躍した国も違う作曲家ですが、同じ抽象的な作曲スタイルを分かち合っていました。ヨーロッパ中の様々な時代の音楽家たちが彼らを同じ精神を持つ作曲家だと認めています。彼らのミサやモテットのタブラチュア版はリュート奏者の間に広まりました。ジョン・ポッターにとってこれは"音楽の秘密の命であり、歴史的に見ればそれこそが真の命"といえましょう。ポッターは、この創造的で独特なプロジェクト――ノルウェーの女性3人ヴォーカル、トリオ・メディーヴァルの一人アンナ・マリア・フリーマンと3人の傑出したビウエラ奏者のトリオとともに――"作曲されたあとに音楽に何が起きるのか"を探求しています。マンフレート・アイヒャーにプロデュースされたこのアルバムはオーストリアの山の中のザンクト・ゲロルト修道院で録音されました。そこでポッターは以前、アルバム《Officium》に参加し、ヒリアード・アンサンブルやダウランド・プロジェクトとのレコーディングも行いました。

タグ : ECM

掲載: 2017年08月08日 16:36