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ジョス・ストーン(Joss Stone)らによる音楽プロジェクト、プロジェクト・ママ・アース&ジョス・ストーン(Project Mama Earth & Joss Stone)待望のデビュー作

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ソウルフルなヴォーカルで世界を魅了する英国出身のシンガー、ジョス・ストーンを中心に、エレクトロやアンビエントなど様々な音楽を取り入れながら個性豊かな音楽宇宙を作り続けているンド系イギリス人のミュージシャン、ニティン・ソーニー、ジェフ・ベックなどのバックを務めているジョナサン・ジョセフ、さらにジョン・マクラフリンからロベン・フォードなど実力派アーティストたちと共演してきたカメルーン出身のマルチ・インストゥルメンタリスト、エティエンヌ・ムバペ、そしてジョスのアルバムをプロデュースしてきたジョナサン・ショーテン。4人の実力派ミュージシャンたちが一つに集い英国デヴォンにあるジョスのホーム・スタジオに集まったのは、2017年6月のこと。何の準備も計画も無く、彼らはミュージシャンシップの赴くまま、セッションをスタートさせた。

4人のミュージシャンがスタジオで密度の濃いセッションを行っている間、ヴォーカル担当のジョスは、彼らとは別に自身の創造過程を進めていた。「彼らには彼らのやりたいことをやらせておいた」彼女は当時を振り返り、こう続ける。「その間私はキッチンでディナーを作ってた。彼らが作っている音楽をわざとインプットしないようにしてたの、影響を与えるようなことはしたくなかったから――そうしないと全部ヒップホップかR&Bになっていたと思う!そうやって彼らは、作ったトラックを渡してくれて、そこから私はキッチンでお母さんと一緒に歌詞とメロディーを作るの。だから、“あんたたちはあんたたちのことをやって、私は自分のことをやるから。そこから一緒に合わせましょ”って感じだった。でも、それが上手くいったの」ジョスはまた、川辺で歌詞を作ることもあったという。本プロジェクトの大きなテーマが“母なる自然”であることを考えれば、これはごく自然なことだった。

僅か10日間、しかし密度の濃いレコーディング・セッションと、メンバー5人全員によるプロデュースで完成した今作は、瞬間的で、ダイナミック、時には危険なまでにスリリング――ジャズやロック、ソウルを全て取り込んで作り上げた凄腕ミュージシャンたちならではのジャンルを超えた”セッション・アルバム”に仕上がっている。

 

 

掲載: 2017年10月20日 10:04

更新: 2017年11月01日 15:30