【完全生産限定盤】鬼才指揮者クルレンツィスのチャイコフスキー“悲愴”がLPレコードに!
2017年1月27日に情報解禁されながら、クルレンツィスの完璧主義のため発売延期を繰り返し、ようやく10月27日(金)に輸入盤CDが発売されたクルレンツィスの“悲愴”。しかし、その演奏の素晴らしさは期待に違わぬもので、とことん考え抜かれた劇的表現と、表現主義的とも言える強弱・緩急・明暗の対照、生命力に満ちた鮮烈な演奏が、聴き手に“悲愴”を初めて聴いたときの畏怖に似た感動を蘇らせてくれます。前作のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とはうって変った正攻法アプローチなので、拒否反応を示す方は少ないのではないでしょうか。終楽章には、まるで実演に聴くような生々しい高揚があり、聴き手の肺腑を抉ります。これは21世紀最高の〝悲愴”と言ってもいいでしょう。クルレンツィスはアナログ派のために今回もLPレコードを作ってくれました。この「歴史的名演」をぜひLPレコードでご体験いただきたいと思います。完全生産限定盤ですのでお早目のご予約をおすすめします。
(タワーレコード)
※ 当ディスクは彼のロシアでの師、イリヤ・ムーシン(1904~1999)に捧げられています
天才か、悪魔か…ギリシャの鬼才が放つロマン派の交響曲!
モーツァルトのオペラ三部作『フィガロ』『コジ』『ドン・ジョヴァンニ』で話題をさらったギリシャの鬼才指揮者クルレンツィスの新作はなんとチャイコフスキーの『悲愴』交響曲! これまでにもショスタコーヴィチの交響曲をはじめ、ソニー・クラシカルに移籍してからもストラヴィンスキーの『春の祭典』や『結婚』、またチャイコフスキーではコパチンスカヤをソリストに迎えた『ヴァイオリン協奏曲』はあったが、交響曲レパートリーとしては移籍後初のものとなるという点でも大きな話題をさらうことは間違いないだろう。今後はマーラーの交響曲やベートーヴェンの交響曲チクルスにも取り組むとアナウンスされているが、この『悲愴』は、オーケストラ指揮者としてのクルレンツィスにさらなる注目を集める1枚になるはずだ。
チャイコフスキーはクルレンツィスにとって、モーツァルト、マーラーと並ぶ「3つの神」の一人。これまでの全ての録音で、既成概念をぶち破る、全く新しいコンセプトで構想された演奏を発表してきたクルレンツィスが、この聴きなれた交響曲からどのようなドラマや美を引き出すか、全く予断を許さない。2017年の日本クラシック界最大の話題盤となること間違いなし。
(ソニーミュージック)
【曲目】
チャイコフスキー:
交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」
【演奏】
テオドール・クルレンツィス(指揮)
ムジカエテルナ
【録音】
2015年2月9~15日、ベルリン、フンクハウス・ベルリン・ナレーパシュトラッセ(旧称ベルリン、フンクハウス・ケーペニック、スコアリング・ステージ)
※ ペルミ、チャイコフスキー国立オペラ&バレエ劇場との共同制作
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) クラシックLP
掲載: 2017年10月27日 13:00