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ゲルギエフ&マリインスキーの“くるみ割り人形”が赤盤と緑盤の2枚組LPで登場!

ゲルギエフのくるみ割り人形LP

ゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団によるチャイコフスキーの「くるみ割り人形」。SACDハイブリッド盤(MAR0593)でご好評いただきましたが、このたびLP盤での登場です!

ゲルギエフは1998年8月にバーデン=バーデン祝祭劇場で同曲をライヴ録音していますが、12年を経て再挑戦。今回はセッションなうえ、ホームグラウンドであるマリインスキー・コンサート・ホールでもあり演奏は自然かつ熱く、著しい円熟がうかがえます。

「くるみ割り人形」はマリインスキー劇場の委嘱で作曲され、1892年12月18日に同劇場でリッカルド・ドリゴの指揮により初演されました。その125周年記念を目指し、ゲルギエフは再録音を強く希望して実現となりました。

チャイコフスキーのバレエ音楽は純音楽としても名作なため、多くの大指揮者が録音していますが、いずれも踊りであることを無視した速いテンポや感情移入に彩られることが常でした。しかし同曲の数限りない上演経験のあるゲルギエフとマリインスキー劇場管弦楽団は、まさに同劇場伝統のテンポで堂々と作品を物語ります。SACD高音質録音ゆえの「金平糖の踊り」のチェレスタや「花のワルツ」のハープの輝くような美しさに酔わされます。また第2幕パ・ド・ドゥの「グランド・アダージョ」の交響曲のような大きさと盛り上がりを見せ充実感満点。全体として華やかさと恰幅の良さが絶妙なバランスを崩さず繰り広げられるところが、ゲルギエフの凄さと申せましょう。

2枚組LPでの登場、くるみ割り人形にふさわしく、盤(ヴィニール)はそれぞれ赤色と緑色になっています。
(キングインターナショナル)

【曲目】
チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」Op.71(全曲)

【演奏】
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団

【録音】
セッション録音:2015年6月16日、12月30日/マリインスキー・コンサート・ホール

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) クラシックLP

掲載: 2017年11月20日 00:00