マウス・オン・マーズ(Mouse On Mars)、6年振りのアルバム『Dimensional People』
ヤン・ヴェルナーとアンディ・トマによるベルリンを拠点とするエレクトロニック・デュオ、マウス・オン・マーズ(MoM)。実験精神と遊び心あふれる革新的な作品でシーンに大きな影響を与えつづけてきた彼らが久々にスリル・ジョッキーからリリースする、2012年の『Parastrophics』以来6年ぶりのニュー・アルバム。
アルバム・オープナーとなる、3パート構成のタイトル・トラックのパート1の最初の一音で一気にMoMワールドに引きずり込まれる。マウス・オン・マーズここにあり!と言わんばかりの独創的なエレクトロニック・サウンドがなんとも刺激的だ。ナイジェリアのストリート・ミュージック、フジの巨星バリスターの傑作(怪作?)『New Fuji Garbage』を彷彿させる、スティール・ギターがピュンピュン飛び跳ねる楽曲等、全体的にトライバル&ヒプノティックな、さすがとしか言いようがない傑作。
ジャスティン・ヴァーノン(ボン・イヴェール)、ザック・コンドン(ベイルート)、スパンク・ロック、アーロン&ブライス・デスナー(ザ・ナショナル)、スワンプ・ドッグ(!)、エリック・D・クラーク、リサ・ハニガン、アマンダ・ブランク、サム・アミドン等、ゲストも超豪華&多数。
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掲載: 2018年02月01日 18:34