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コーン(Korn)のジョナサン・デイヴィス(Jonathan Davis)、ソロ名義となるアルバム

JONATHAN DAVIS

「俺はいつだって違う事に挑んでいる。このアルバムでも、今まで聴いたことのないような何かをやろうとしてるんだ。このアルバムは俺にとっての絶世の作品さ。現時点でのマスターピースってわけだ」 ─ ジョナサン・デイヴィス

1993年に結成し、1994年にデビュー・アルバムを発表して以降20年以上常にヘヴィ・ミュージックの新たな地平線を開拓し続けてきた最大のカリスマKORN。全世界のアルバム・セールスは4,000万枚を超え、グラミー賞受賞も果たすなど、彼らの動向がシーンの行く先を示す、とまで言われるモンスター・バンドのフロントマンとして圧巻の存在感をもって唯一無二のヘヴィ・アイコンとしてシーンに君臨してきたジョナサン・デイヴィス。2007年にソロ・プロジェクトを始動するべくJonathan Davis and the SFA名義でソロ・ツアーを行なうなどしてきたのだが、その頃より構想を温めてきたアルバムが、遂にここに完成した!

つい先日VANS WARPED TOUR JAPAN 2018へのヘッドライン・アクトとして凄味すら感じさせるパフォーマンスを見せつけてくれたばかりの彼が今世に放つこの『BLACK LABYRINTH』は、聴く者を決して抜け出すことのできない「黒い迷宮」へと導く、激しくも美しい音世界が繰り広げられている。比類なき彼の「声」を通して語られる深遠なる世界が、感覚を研ぎ澄まし、感情の浄化を呼び起こし、そして別次元へと自己意識を導いていくのだ…。

常にステージで内なる悪魔を解き放ち、何百万ものオーディエンスをその圧倒的な力で興奮状態へといざなってきた彼。しかし、この初のソロ・アルバムで彼は今までとは違ったアプローチをもって新たな世界観を創り出している。 「今回は、オーディエンスの中にある何かを引きずりだそうとしているんだ。あまりにクソ長い間俺は自分の魂を世に晒してきたからな。だから、今回皆を違った方向に連れて行くことができたらクールじゃないかって考えてるのさ。暗闇にとじ込まれている奴らを、スピリチュアルで、ポジティヴなどこかへと導き、心の底から”考えさせる”ようにしてるんだ」

2007年の頃から静かにソロ・アルバムに向けてのアイデアを構築してきたジョナサンは、ツアーの間に曲を書いたり、ギターやキーボードを含め、彼がプレイしうる全ての楽器を自らが演奏し、実際にレコーディングをし続けていたという。構想から10年の時を経てようやくたどり着いたこのソロ・アルバム『BLACK LABYRINTH』、超能力などの存在を検証するガンツフェルト実験や、共に生じる幽体離脱や幻覚といった要素にインスパイアされているというこの作品が描き出す世界には、まるでジョナサン・デイヴィスという男が世の中にある様々な出来事に救いの手を差し伸べるかのような、内なる激しさを持ちながらも荘厳で深淵なる「音」が響き渡っている。

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タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2018年04月16日 15:28

更新: 2018年04月18日 18:00