日本のフュージョン・シーンで快進撃を続けるCASIOPEA3rd!最新作は『A・KA・RI』
野呂一生(g)がリーダーをつとめ、鳴瀬喜博(b)、大高清美(key)、神保彰(ds)という鉄壁のメンバーで、ポップかつスリリングでスピード感あふれるテクニカルなインストゥルメンタル・ナンバーで人気が高いCASIOPEA3rd。
本作は、そのタイトルが『A・KA・RI』。三文字の言葉を音・ビジュアルコンセプトにした話題の三部作完結盤。
2012年に活動休止中だったCASIOPEAがCASIOPEA3rdとして再始動し、CASIOPEA時代から作曲能力に長けた野呂一生のメロディアスでパッションを感じさせる楽曲を中心にメンバーの楽曲も充実、それを各人の圧倒的なプレイで多くのフュージョン・ファンを魅了してきた。
2015年にリリースしたアルバム『A・SO・BO』(9曲目は“ KA・NA・TA”と曲名にも三文字が)ら三部作がスタート、2016年に『I・BU・KI』(1曲目の曲名は“ME・ZA・ME”)、そして『A・KA・RI』で完結を迎える。
本作の収録曲はすべて描き下ろしの新曲、全11曲収録予定。
CASIOPEA名作選(厳選)
『MINT JAMS』
CASIOPEA初期名曲のオーバー・ダブ一切ナシでのベストなパフォーマンスを収録した、ロングセラー・ライヴ盤。1982年発売当時、観客の拍手はほぼカットされた作りがスタジオ録音のようにも思え話題に。ジャジーな向谷実のキーボード・ワークが光る“テイク・ミー”、野呂一生のカッティング・ギターのイントロに続き、神保彰のしなやかなドラミングがグルーヴする代表曲“朝焼け”、そして“音のドミノ倒し”が圧巻の“ドミノ・ライン”等々、スリルでスピード感あふれ、高度なテクニックが連続のJ-フュージョン史上の傑作。
『PHOTOGRAPHS』
人気絶頂の中、各メンバーがそれぞれ一人旅(野呂一生がインド、向谷実が欧州、櫻井哲夫が南米、神保彰はアメリカ)に出て、ミュージシャンとしてひとまわりも大きなって来てレコーディングされた1983年作。1曲目“ルッキング・アップ”はキャッチーなピアノのメロディと快速な8ビートのリズム・セクションがはじける名曲。“ダズリング”“ラヴ・ユー・デイ・バイ・デイ”ではスキャット・ヴォーカルをフィーチュア、爽快な美メロ名曲“フルーツ・サラダ・サンデイ”等聴きどころ多し。
『THE SOUNDGRAPHY』
1984年にリリースされたCASIOPEAのディスコグラフィ史上初のベスト盤。1曲目に収録されたタイトル曲だけが新録で他は過去作からのチョイス。このタイトル曲は当時ビデオ・カセットのCM曲としてオンエアされた軽快なナンバーで、そのCMにはメンバー全員が出演し、海につかりながらプレイする各人のヴィジュアルも話題になった。他、野呂作曲の“朝焼け”“ルッキング・アップ”などの定番曲はもちろん、神保作曲の名曲“サニーサイド・フィーリン”“ミッド・マンハッタン”を収録。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年05月11日 14:00