カリスマ・ギタリスト!ディボー・コーヴァンのソニークラシカル第5弾『シティーズII』
ティボー・コーヴァンは「彼ほどカリスマ性を感じさせるギタリストはいない」と絶賛され、2015年現在世界で最も才能のあるギタリストと高い評価を得ています。ギタリストの父親のもと6歳よりギターをはじめ、パリ高等音楽院を卒業後、20歳の時の1年間に世界中で行われた13の国際コンクール全てで優勝。2013年2月に来日した際には「テクニックはもちろん、深い響きと繊細な歌心に惹きつけられた演奏」と絶賛を浴び、ギター誌「ギター・ドリーム」の表紙にも登場しています。コーヴァンのニュー・アルバムは、彼がコンサートなどで訪れた世界各都市の成り立ち、物語や伝説にインスパイアされた曲や、彼とゲストアーティストらによってアレンジされた曲が収められています。「私の旅行への愛は、音楽への愛と同じくらい大きなものです。子供の頃、私は自分がギターで紡ぐメロディから想像を含まらせて、いろんな物語を作り出していました。祖父が昔のジェット機で空を飛行したという冒険に心動かされ、私の想像力は、アフリカ、アジア、南アメリカについて聞いた壮大な物語や伝説とともに、翼を広げるのでした。そして自分のギターの後を追って、遠くのコンサートホールや劇場に思いをはせたのでした。また父がつま弾くギターの音色を聞きながら眠りについたものです。音楽には様式や地域による違いがあると教わっていはいものの、子供にとってはみな同じ、私を喜ばせ、いとおしく感じさせてくれるものでした。このアルバムに含まれているのは、そういう曲たちなのです」 録音はデヴィッド・ボウイ、ピンク・フロイド、イギーポップらが優れたアルバムを生み出したことで著名な、フランスのエルヴィル城のスタジオで行われました(1985年に閉鎖され、2016年に再開)。共演者も、メッゾ・ソプラノ、チェロ、トランペット、マリンバなど多種多彩。伝説のスタジオで深いインスピレーションを得て紡ぎ出された美しいメロディが心を打つアルバムです。
(ソニーミュージック)
【収録予定曲】
1. バラケ・シソコ:チェンバー・ミュージック
2. マチュー・シェディッド「-M-」:Flots de l'âme
3. エリック・トラファズ:Agades – Désert
4. マルコ・ペレイラ:Bate-coxa
5. モンテヴェルディ:苦しみが甘美なものならば SV 332
6. モンティ:チャルダッシュ
7. マティアス・デュプレッシー:ムンバイの夜
8. グラナドス:オリエンタル
9. フィリップ・グラス:マッド・ラッシュ
10. 横尾幸弘:さくらの主題による変奏曲
11. ジョルダン・コーヴァン:ベルリン
12. カルロ・ドメニコーニ:コユンババ
【演奏】
ディボー・コーヴァン(ギター)
Ballaké Sissoko (kora)
Erik Truffaz (trumpet)
Didier Lockwood (violin)
Lea Desandre (mezzo-soprano)
Christian-Pierre La Marca (cello)
Adelaïde Ferrière (marimba)
Thylacine (DJ)
Matthieu Chedid (-M-) (voice and guitar)
【録音】
2017年9月11-15日、フランス、ポントワーズ、エルヴィル城
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年07月13日 13:00