EMI最初期ステレオ初登場!トルトゥリエのサン=サーンス、デル・マーの“ティル”
First Hand Records公式YouTubeページより
EMI最初期ステレオ録音が見事なリマスターで蘇る!
ステレオ・バージョン初出のトルトゥリエほか、内容もマニア垂涎!
24bit / 96kHzのハイレゾ・リマスター音源。Archive of Recorded Sound(ARS)と協力しての制作で、EMIの初期ステレオ録音を発売するシリーズの1作目ということです。EMIがステレオ録音を開始したのは1954年で、まさにその最初期の録音が収録されています。さらにどれも何らかの形で初出音源となっており、マニア垂涎の内容です。メンゲスとトルトゥリエのサン=サーンス1番はステレオ・バージョンとして初出。モノラル録音で親しまれた演奏ですが、ステレオで聴けるとは驚きです。ソロとオーケストラのバランス、テクスチュアがよりくっきりと感じ取れて感動的。ブラームスの協奏曲はモノラルのみ世に出ていましたが、このディスクでは第2・3楽章がステレオ・バージョンとなっており、もちろん初出です(第1楽章はモノラル)。エンドレ・ヴォルフはハンガリーのヴァイオリニストで、フバイに師事した名手。1954年からはイギリスのマンチェスター音楽院で教師としても活躍しました。伝統ある良きブラームスが聴けます。ノーマン・デル・マーの『ティル』は曲としてまとめて聴けるEMI最初のステレオ録音とされています。何故か世に出なかった音源でもあり、興味深い内容です。
(キングインターナショナル)
【曲目】
(1)R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら Op.28
(2)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op.33
(3)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
【演奏】
(1)ノーマン・デル・マー(指揮)、ロンドン交響楽団
(2)ポール・トルトゥリエ(チェロ)、ハーバート・メンゲス(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
(3)エンドレ・ヴォルフ(ヴァイオリン)、ワルター・ゲール(指揮)、ロンドン交響楽団
【録音】
(1)1954年7月23日、
(2)1955年11月16日、
(3)1954年8月25・28日
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年07月26日 00:00