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グッド・シャーロット(Good Charlotte)、ニュー・アルバム『Generation RX』

Good Charlotte

ここ日本でも確固とした人気を誇る、“グッシャー”こと、グッド・シャーロット。双子の兄弟、ベンジーとジョエル率いる彼らは、「Lifestyle Of The Rich & Famous」や「The Anthem」などのヒットを放ち、21世紀のポップ・パンク・シーンを牽引してきた。

その彼らが、待望のニュー・アルバムをリリース!前作から約2年振りとなる本作『GENERATION RX』は、バンドにとって一つの節目であり、また新たな幕開けを表した作品でもあるという。結成当時のポップなメロディ、息の合ったハーモニーとコーラスはそのままに、持ち前のパンク・スピリットと確かなロックのソングライティングで、彼らはシーンの20年選手に相応しい、切迫感があり、恐れを知らない、明白なメッセージを本作に込めている。

アルバム・タイトルの『GENERATION RX』が、“処方箋世代”を意味するように、本作の中には、オピオイド系鎮痛剤の乱用や、世代を代表するアイコンたちの早すぎる死、多数の死者が出るような事件、孤独や混乱といった問題に囲まれ、生きづらさを抱える現代の若者世代に宛てた希望のアンセムが漲っている。本作を通し、グッド・シャーロットは再び、自分たちが最も得意とすることを披露している――自分たちの言葉とサウンドでキッズに直接語りかけているのだ。アルバムのプロデュースを手掛けるのは、ベンジーとザック・セルヴィーニ。

今年の始め、俺たちはずっと考え込んでいた――そう語るのは、ジョエルとベンジーだ。「Lil Peepの追悼式で演奏したばかりだった。だから、その時のことを考えていた。俺たちは、様々な鎮痛剤が出てきた最初の世代だった。今世紀に入ってからどんどんオピオイド系鎮痛剤の乱用が酷くなっていく様子を見てきた。俺たちは、自分たちが役割をちゃんと果たせているのか真剣に考えるようになった。闘いの最前線に立ち、自分たちの見識を広め、経験を分かち合い、他人の人生をより良くする為に出来ることがあれば何でもしたいと思った。今作のメッセージは、苦痛を乗り越えることは出来る、生き延びて、自分が望む人生を送れってことだ。俺たちは自分たちの思うがまま、自分たちの時代の為にこのアルバムを作った。その点において俺たちは、自分たちの最初の2作にあった魂をここに蘇らせているのさ。これこそが、俺たちが15年待ってようやく作り上げたアルバムなんだ」

その心意気は、アルバムのリード・シングルとなる「Actual Pain」に存分に表れている。キャッチーなメロディーとパワフルなコーラスに、ずしりと心に響くエモーション、まさに『GENERATION RX』からの第一弾に相応しい曲だと言えるだろう。続けてリリースされた「Shadowboxer」もまた、厚みのあるギターとコーラスが聴くものをカタルシスへと導くようなナンバーである。

デビューから20年以上経っても尚、キッズと同じ目線からパワフルなパンク・アンセムを響かせているグッド・シャーロット。この夏Rock Im ParkやRock Am Ringを始めとするフェスティヴァルに出演することも決まっている彼ら、アルバム発売後にはワールド・ツアーの予定もあるという。パンク・ロック・キッズの良き兄貴分へと成長した彼らが“Generation Rx"の声を世界へ届ける!

 

タグ : PUNK/EMO

掲載: 2018年07月27日 14:21

更新: 2018年08月03日 13:30