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今までありそうでなかったクーセヴィツキ―のベートーヴェン:交響曲全集!!

クーセヴィツキーのベートーヴェン

今までありそうでなかったクーセヴィツキ―のベートーヴェン:交響曲全集!!

ライヴ録音が多く含まれるのも嬉しい、鬼才クーセヴィツキ―の唯一のベートーヴェン全集が登場です。バーンスタインの師としても高名な大指揮者。コントラバス奏者出身で、楽譜が実は読めなかったとか、フランス被れとか、今では散々な評価ですが、華やかな演奏は通ならば知るところです。スタジオ録音では当時のボストン響の優秀さと音色のツヤが明らかで、ここまでオーケストラを仕上げる手腕には並々ならぬものがあります。第4、「田園」、第7がライヴというのが朗報。火の玉のように燃え盛る第7の見事なこと。ミュンシュやプレートルとも共通点が見いだせます。「第九」はかなり昔から知られた録音でフランス語歌唱が非難されることの多い演奏です。本人も歌いまくり!ところどころ原テープに傷があるのがたまに傷ですが、イキイキとしたフレージング、メンゲルベルクも真っ青の大見得のような豪快な変化が頻発する面白演奏。同日の前プロが第1番でこれも瑞々しい名演。音質は年代並とは言え、この「全集」はマニア座右の必携盤と申せましょう。
(ミューズ貿易)

【曲目】
ベートーヴェン:
交響曲第1番【フランス国立放送響、1950年6月25日ライヴ】
交響曲第2番【ボストン響、1938年12月、1939年4月スタジオ】
交響曲第3番「英雄」【ボストン響、1945年10月スタジオ録音】
交響曲第4番【ボストン響、1943年3月6日ライヴ】
交響曲第5番【ボストン響、1944年11月】
交響曲第6番「田園」【1943年10月23日ライヴ】
交響曲第7番【ボストン響、1944年1月8日ライヴ】
交響曲第8番【ボストン響、1936年12月スタジオ録音】
第9番「合唱」【フランス国立放送響、ジャニーヌ・ミショー(S)、ソランジュ・ミシェル(M)、ジョルジュ・ジュアテ(T) 、シャルル・カンボン(Bs) 1950年6月25日ライヴ】

【演奏】
セルゲイ・クーセヴィツキ― 指揮

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2018年09月26日 00:00