ロック・シーンの精鋭が揃い踏み哀悼を表した、究極のゲイリー・ムーア・トリビュートが完成
長年ゲイリーと活動を共にした盟友ニール・カーター、ドン・エイリー、実の子ガスとジャックの他、ロック・シーンの精鋭が揃い踏み哀悼を表した、究極のゲイリー・ムーア・トリビュートが完成。長い沈黙を破りシーンに復帰したジョン・サイクスとダニー・ボウズ(サンダー)をフィーチュアした“スティル・ゴット・ザ・ブルース”、リッキー・ウォリック(ジ・オールマイティ、ブラック・スター・ライダーズ)とスティーヴ・モーズ(ディープ・パープル)による“パリの散歩道”等、収録。豪華アーティスト多数参加、巨星に捧ぐ愛と友情の鎮魂歌(レクイエム)。
2011年2月6日、58歳で亡くなった永遠のギター・ヒーローの魂に捧げるブルース。ゲイリー・ムーアと共に歩んだ仲間たちと彼を敬愛するミュージシャンが集結、敬意と愛情に満ちたトリビュート・アルバムを世界に贈る。その人気と影響力に呼応して、本作には数々のトップ・ミュージシャンが参加している。
ジョン・サイクス(シン・リジィ、ホワイトスネイク、ブルー・マーダー)は長い沈黙を破って「スティル・ゴット・ザ・ブルース」で参加。濃厚な泣きのギターで健在ぶりを見せつけ、復活への狼煙を上げる。ダニー・ボウズ(サンダー)との初共演が実現することで、両者のエモーションの昂ぶりが相乗効果を生んでいる。
近年ではフィギュアスケートの羽生結弦がショートプログラムで使用した名曲″パリの散歩道”ではスティーヴ・モーズ(ディープ・パープル)が詩情あふれるプレイを披露。リッキー・ウォリック(シン・リジィ、ブラック・スター・ライダーズ、ジ・オールマイティ)との夢のコラボレーションも実現する。
ゲイリーと直接の繋がりを持っていたミュージシャンが多数参加していることも、本作を“正統の”トリビュート・アルバムたらしめている。1980年代のゲイリーを支えた相棒ニール・カーターやキーボードで数々のバトルを繰り広げたドン・エイリー(レインボー、ディープ・パープル)、そのキャリアにおいて重要な役割を果たしたグレン・ヒューズ(ディープ・パープル)、バンドのドラマーだったエリック・シンガー(KISS)とダリン・ムーニー、ゲイリーにとって初のプロ・バンドだったスキッド・ロウのブラッシュ・シールズなど歴代のメンバー、そしてゲイリーの息子であるジャックとガスが加わることで、その存在の巨大さが浮き彫りになっていく。
レインボーやオジー・オズボーンなど、ハード・ロック/ヘヴィ・メタルの最前線で活躍、ゲイリーとは『ヴィクティムズ・オブ・ザ・フューチャー』(1984)のレコーディング・セッションで初共演して以来、三度にわたる来日公演にも同行したボブ・デイズリーが本作の発起人だ。ロック路線を突き進んでいたゲイリーにブルース・アルバムを作ることを勧めたのもボブであり、それがきっかけでヒット・アルバム『スティル・ゴット・ザ・ブルース』(1990)が生まれることになった。2人は『パワー・オブ・ザ・ブルーズ』(2004)でも再会を果たしている。
『ブルース・フォー・グリーニー』(1995)や没後に発表された『ブルース・フォー・ジミ』(2012)など、偉大なるギタリスト達へのトリビュート・アルバムを発表してきたゲイリーだが今、自らに捧げられるのが本作だ。その死から7年、我々は今でも彼にブルースを抱き続けている。
ゲイリー・ムーア(Gary Moore)、ブルース楽曲をコンパイルした『Blues & Beyond』をリリース >>>
【収録曲】
01. ザッツ・ホワイ・アイ・プレイ・ザ・ブルーズ(ボブ・デイズリー他)
02. ザ・ブルーズ・ジャスト・ゴット・サダー(スティーヴ・ルカサー、ジョー・リン・ターナー他)
03. エンプティ・ルームズ(ニール・カーター他)
04. スティル・ゴット・ザ・ブルース(ジョン・サイクス、ダニー・ボウズ、ドン・エイリー他)
05. テキサス・ストラット(ブラッシュ・シールズ他)
06. ナッシングス・ザ・セイム(グレン・ヒューズ他)
07. ザ・ローナー(ドン・エイリー、ダグ・アルドリッチ、エリック・シンガー他)
08. トーン・インサイド(スタン・ウェブ、ダリン・ムーニー他)
09. 甘い言葉に気をつけろ(デーモン・ジョンソン他)
10. ストーリー・オブ・ザ・ブルース(ボブ・デイズリー他)
11. ディス・ワンズ・フォー・ユー(ガス・ムーア、ジャック・ムーア他)
12. パワー・オブ・ザ・ブルーズ(ジョー・リン・ターナー、ジェフ・ワトソン他)
13. パリの散歩道(リッキー・ウォリック、スティーヴ・モーズ他)
【参加アーティスト】
ジョン・サイクス(ギター)
ダニー・ボウズ(ヴォーカル)
スティーヴ・ルカサー(ギター)
ニール・カーター(リード・ヴォーカル、キーボード)
ドン・エイリー(キーボード)
ジョー・リン・ターナー(ヴォーカル)
グレン・ヒューズ(ヴォーカル)
リッキー・ウォリック(ヴォーカル)
スティーヴ・モーズ(ギター)
デーモン・ジョンソン(ヴォーカル、リード・ギター)
エリック・シンガー(ドラムス)
ダグ・アルドリッチ(ギター)
ジェフ・ワトソン(リード・ギター)
ブラッシュ・シールズ(ヴォーカル)
ボブ・デイズリー(ベース、ハーモニカ、バッキング・ヴォーカル)
ガス・ムーア(ヴォーカル)
ジャック・ムーア(リード・ギター)
他