世界初CD化を含む!アンヌ・ケフェレック『エラート録音全集』(21枚組)
パリ生まれで、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭での度重なる来日でもお馴染みの人気ピアニスト、アンヌ・ケフェレック(1948~)の仏エラート録音、日本でのRVC録音、英ヴァージン録音を初めて集成した魅力的なBOXが登場!CD7のメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第2番、CD15のハイドンの協奏曲HOB.XVIII4などは、今回が世界初CD化と思われます。しかも、演奏、録音とも折り紙付きの名盤揃いで、それぞれオリジナル・ジャケット・デザインの紙ジャケに収納されるとのこと。彼女のファンは必携のBOXと言えるでしょう。
※ 世界初CD化の曲目につきまして、お客様のご指摘により上記赤文字のように修正いたしました。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)
パリ生まれ。5歳の時からピアノを学び、1964年にパリ音楽院に入学。1965年ピアノ・クラスで一等賞を、翌年ジャン・ユボーの室内楽クラスでも一等賞を獲得し、パリ音楽院を首席で卒業。その後さらに研鑽を積むため、ウィーンに留学し、パウル・バドゥラ=スコダ、イェルク・デームス、そして特にアルフレッド・ブレンデルに師事。1968年、優勝者をなかなか出さないことで有名なミュンヘン国際音楽コンクールにおいて、審査員満場一致で優勝を果たし、翌年リーズ国際ピアノ・コンクールでも入賞。一躍ヨーロッパで大きな注目を浴びました。
1970年にウィーンでデビューし、翌年にはパリでデビュー。その後、ヨーロッパ、アメリカ、日本、カナダ等世界各地でリサイタルを開き、また世界各国の主要オーケストラと共演。近年は、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(熱狂の日)」音楽祭のメイン・ゲストとして高い人気を誇っています。ピアニストとしての活動に対して、フランス政府より芸術文化勲章オフィシエが授与されています。
このBOXは、50年近いケフェレックの演奏から、彼女がデビューしたての1970年から1996年までの、エラート、旧ヴァージンへ録音したものを全て収録したものです。Disc5と16は、当時エラートと提携していたRVCとの共同で日本録音されたものです、現在音源はSony Classicalが所有しているものですが、今回そちらの音源も収録。多くの音源をリマスター。各ディスクは、オリジナルジャケット・デザインによる紙ジャケットに封入。
(ワーナーミュージック)
2018年11月28日追記
※《CD14》のTr7-9 「3台のピアノのための協奏曲ハ長調BWV.1064」につきましては、アンヌ・ケフェレックは演奏に参加しておりません。
またディスク収納ジャケット及びブックレットにおきまして、演奏者の掲載が間違ったまま製品となっております。
限定盤につき変更及び再プレス印刷の予定はなく、交換は行わないとのことです。ご了承下さい。
(ワーナーミュージック)
アンヌ・ケフェレック/ エラート録音全集
【収録予定曲】
《CD1》
D.スカルラッティ:
1) ソナタ ニ長調 L.465 (K.96)
2) ソナタ ロ短調 L.449 (K.27)
3) ソナタ ニ長調 L.14 (K.492)
4) ソナタ ホ長調 L.430 (K.531)
5) ソナタ 嬰ハ短調 L.256 (K.247)
6) ソナタ ニ短調 L.413 (K.9)
7) ソナタ ハ長調 L.104 (K.159)
8) ソナタ ヘ短調 L.382 (K.69)
9) ソナタ ニ長調 L.424 (K.33)
10) ソナタ ロ短調 L.33 (K.87)
11) ソナタ ト長調 L.286 (K.427)
12) ソナタ 変ホ長調 L.142 (K.193)
13) ソナタ (フーガ) ト短調 L.499 (K.30)
[録音]1970年3月20日、パリ、サル・アディアール
《CD2》
シューベルト:
1-4) 4つの即興曲Op.90, D.899
5-10) 楽興の時 Op.94, D.780
[録音]1971年、パリ、ノートルダム・デュ・リバン教会
《CD3》
ショパン:
1) スケルツォ第1番ロ短調Op.20
2) スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
3) スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
4) スケルツォ第4番ホ長調Op.54
5) 即興曲第1番変イ長調Op.29
6) 即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36
7) 即興曲第3番変ト長調Op.51
8) 即興曲第4番嬰ハ短調Op.66「幻想即興曲」
[録音]1973年、4月9-10日、Eglise de Grisy-Suisnes
《CD4》
リスト:
1) メフィスト・ワルツ第1番 S.514
2) 愛の夢 第3番 S.541
3) パガニーニによる超絶技巧練習曲集 S.140 ~第4曲「アルペッジョ」
4) 巡礼の年第3年 S.163 ~ エステ荘の噴水
5) 2つの伝説 S.175 ~波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ
6) 超絶技巧練習曲 S.139 ~ 鬼火
7) 巡礼の年第1年 S.160 ~オーベルマンの谷
[録音]1974年、2月19-20日、Eglise de Grisy-Suisnes
《CD5》
J.S.バッハ:
1) 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903
2-7) パルティータ第2番ハ短調BWV.826
8-14) パルティータ第5番ト長調BWV.829
[録音]1975年11月11-12日、世田谷区民会館
《CD6》
1-3) ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調M.83
4) ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調M.82
5-7) ドビュッシー:ピアノと管弦楽のための幻想曲
[共演]アラン・ロンバール(指揮) ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団(1-4)
アルミン・ジョルダン(指揮) モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団(5-7)
[録音]1975年2月6-7日、ストラスブール、Palais de la musique et des congress(1-4)
1980年6月、モンテカルロ、サル・ガルニエ(5-7)
《CD7》
メンデルスゾーン:
1-4) ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49
5-8) ピアノ三重奏曲第2番ハ短調Op.66
[共演] ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)、フレデリック・ロデオン(チェロ)
[録音] 1976年5月1-2日、パリ、サル・アディアール
《CD8》
ラヴェル:
1-5) 鏡 M.43
6-11) 組曲「クープランの墓」M.68
[録音]1976年5月24-25日、パリ、サル・アディアール
《CD9》
1-3) ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリン。チェロのための三重協奏曲ハ長調Op.56
[共演] ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)、フレデリック・ロデオン(チェロ)
アルミン・ジョルダン(指揮) モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団
[録音] 1978年5月11-12日、モンテカルロ、サル・ガルニエ
《CD10》
フォーレ:
1-4) ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13
5-7) ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調Op.108
[共演] ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)
[録音] 1978年4月18-19日、フランス、ディジョン考古学博物館
《CD11》
シューベルト:
1-3) 幻想曲ヘ短調 D.940
4) アレグロ イ短調「人生の嵐」 D.947
5-10) 6つのポロネーズ D.824
11-19) 自作主題による8つの変奏曲 変イ長調 D.813
[共演]イモージェン・クーパー(ピアノ)
[録音]1978年3月6-11日、パリ国際大学都市、サロン・オノラ
《CD12》
1-4) ソナタ ハ長調「グラン・デュオ」D.812
5) ロンド イ長調 D.951
6-8) 3つの軍隊行進曲 D.733
9-13) フランス風の主題によるディヴェルティスマン ホ短調(アンダンティーノと変奏曲)D.823
[共演]イモージェン・クーパー(ピアノ)
[録音]1978年3月6-11日、パリ国際大学都市、サロン・オノラ
《CD13》
1-12) ドビュッシー:ピアノのための12の練習曲 L.143
[録音]1980年4月22-23日、パリ、ギメ東洋美術館
《CD14》
J.S.バッハ:
1-3) 4台のピアノのための協奏曲イ短調BWV.1065
4-6) 3台のピアノのための協奏曲ニ短調BWV.1063
7-9) 3台のピアノのための協奏曲ハ長調BWV.1064
10-12) プーランク:2台のピアノのための協奏曲ニ短調FP.61
[共演]アンヌ・ケフェレック(ピアノ:1-6, 10-12)、ミシェル・ダルベルト(ピアノ:1-9)、パスカル・ドゥヴァイヨン(ピアノ:1-9)、ジャック・ゴーティエ(ピアノ:1-3、7-9)、ジャン=フランソワ・パイヤール(指揮)パイヤール室内管弦楽団(1-9)、ジャン=ベルナール・ポミエ(ピアノ:10-12)、リチャード・ヒコックス(指揮)シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア(10-12)
[録音]1981年1月3-6日、パリ、フランス国立音響音楽研究所(1-9),1990年12月12-13日、ロンドン、ブラックヒース・コンサート・ホールズ(10-12)
《CD15》
1-3) ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調Hob. XVIII 11
4-6) ハイドン:ピアノ協奏曲ト長調Hob. XVIII 4
7-8) フンメル:社交のロンド ニ長調 Op.117
[共演]アルミン・ジョルダン(指揮)ローザンヌ室内管弦楽団(1-6)
ジャン=フランソワ・パイヤール(指揮)パイヤール室内管弦楽団(7-8)
[録音]1981年11月、ローザンヌ、カジノ・ド・モンブノン(1-6)
1972年6月16日、ノートルダム・デュ・リバン教会(7-8)
《CD16》
1) ベートーヴェン:エリーゼのために WoO.59、
2) ショパン:子守歌 Op.57、
3) メンデルスゾーン:紡ぎ歌 Op.67-4
4) シューベルト:ハンガリアン・メロディー D.817
5) ドビュッシー:月の光、
6) スカルラッティ:ソナタ ロ短調 K.27
7) J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ、
8) ショパン:幻想即興曲 Op.66
9) J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 より 前奏曲第1番ハ長調BWV.846
10) ダカン:かっこう
11) サティ:グノシェンヌ第1番
12)ヘンデル:メヌエット ト短調
13) ブラームス:ワルツ 変イ長調 Op.39-15
14) ドビュッシー;水の反映
15) ショパン:練習曲ハ短調「革命」Op.10-12
16) ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調Op.3-2
17) ファリャ:火祭りの踊り
[録音]1985年2月14-15日、伊勢原市民会館
《CD17》
サティ:
1-6) 6つのグノシェンヌ
7-9) 犬のためのぶよぶした真の前奏曲
10-12) 古い金貨と古い甲冑
13-15) あらゆる意味にでっちあげられた数章
16-18) 3つのジムノペディ
19-21) ひからびた胎児
22) おまえが欲しい
23-25) 官僚的なソナチネ
26-28) 世紀ごとの時間と瞬間の時間
29) ピカデリー
30-32) 最後から2番目の思想
33-53) スポーツと気晴らし
[録音]1988年3月、イギリス、ニューベリー近郊、イースト・ウッドヘイ、セント・マーティンズ教会
《CD18》
サティ:
1-3) でぶっちょ木製人形へのスケッチとからかい
4-6) 自動記述法
7-9) 嫌らしい気取り屋の3つの高雅なワルツ
10) 舞踏への小序曲
11-12) 青年期の2つの小品
13) 踊る操り人形
14) 愛撫
15) ゆがんだ踊り
16-18) 冷たい小品集~逃げ出させる歌
19-21) 冷たい小品集~ゆがんだ踊り
22) バラ十字教団の最初の思想
23) 天国の英雄的な門への前奏曲
24) パッサカリア
25) 壁紙としての前奏曲
26) 金の粉
27-33) 梨の形をした3つの小品
34-37) 風変わりな美女
[録音]1988年3月(1-6)、1990年10月(7-37)、イギリス、ニューベリー近郊、イースト・ウッドヘイ、セント・マーティンズ教会
《CD19》
ラヴェル:
1-6) クープランの墓 M.68
7) 亡き王女のためのパヴァーヌ M.19
8) 古風なメヌエット M.7
9-13) 鏡 M.43
[録音]1990年10月、イギリス、ニューベリー近郊、イースト・ウッドヘイ、セント・マーティンズ教会
《CD20》
ラヴェル:
1) 水の戯れ M.30
2-4) ソナチネ M.40
5) 前奏曲 M.65
6) グロテスクなセレナード M.5
7-14) 高雅で感傷的なワルツ M.61
15) ハイドンの名によるメヌエット M.58
16-17) …風に M.63
18-20) 夜のガスパール M.55
[録音]1992年9月、イギリス、ニューベリー近郊、イースト・ウッドヘイ、セント・マーティンズ教会
《CD21》
デュティユー:
1-3) ピアノ・ソナタ
4-6) 3つの前奏曲
7) 全ての道は、ローマに通ず
8) 田園詩
9) ブラックバード
10) 響き
11-14) 響きの相貌(2台ピアノのための)
15-20) 波にまかせて
[共演]クリスチャン・イヴァルディ(ピアノ:11-14)
[録音]1996年2月14-17日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
【演奏】アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
【録音】1970~1996年