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次代のクラシックを担う若き異才が集結!日本コロムビアの新レーベル“オーパス・ワン”始動

OPUS ONE

新レーベル“オーパス・ワン”よりリリースする5人からコメントを頂きました!
各アーティスト毎に掲載させて頂いておりますので、ぜひご覧ください。

コロムビアのDENONレーベルは若きピアニスト反田恭平やサクソフォニスト上野耕平を世に送り出し、クラシックの新たな潮流を生み出すことに寄与してきました。ふたりに共通することは、技術的な卓越ぶりは無論のこと、そのテクニックに拘泥することなく、聴く者の耳をリロードし、高い集中力を喚起させることで大きな感動を生み出す稀有なパフォーマンスで聴衆を虜にするところです。芸術とエンターテインメントが高次で融合している演奏を繰り広げる反田や上野に、追随して凌駕するさらに若い世代が存在することをもとめて、私たちは新たなレーベルを創出し、積極的に掘り起しを行います。
レーベル名は“Opus One"。作品番号「1」を意味する名称を冠し、年齢は20代限定、特定のコンクール歴や活動実績にとらわれることなく、制作ディレクターがそれぞれアーティストを選定し、2019年は5人の若き異能を送り出します。
また、過去に邦人作曲家の作品を積極的に世に送り出してきたクラシックレーベルとして、それを引き継ぎ、各アルバム1曲は必ず邦人作品を取り上げていきます。
(日本コロムビア)



笹沼 樹/チェロ  Tatsuki Sasanuma/cello

響き渡る豊かな音色と、溢れる情熱。雄大なスケールで音を放射するチェリスト

笹沼 樹


日本コロムビア 公式YOUTUBEページより

親愛の言葉
【収録曲】
1.カサド:親愛の言葉
2.ショパン:チェロとピアノのためのソナタ 作品65より 第3楽章
3.フォーレ:夢のあとに
4.サン=サーンス:「あなたの声に私の心は開く」~《サムソンとデリラ》より *チェロ編曲版
5.ポッパー:演奏会用ポロネーズ 作品14
6.ショパン:ノクターン第20番(遺作) *チェロ編曲版
7.カタルーニャ民謡/カザルス編:鳥の歌
8.間宮芳生:チェロとピアノのための六つの日本民謡より 「ちらん節」


【演奏】
笹沼 樹(チェロ)
入江一雄(ピアノ)

【録音】
2018年11月6-7日 浦安音楽ホール

【笹沼樹さんご本人コメント】
チェリストの笹沼樹です。
このたび、デビューCD『親愛の言葉』がリリースされることになりました。たくさんの演奏したい曲の中から特に思い入れが強い作品を選びました。
CDタイトルにもなっているカサド作曲「親愛の言葉」は高校生のときから取り組んできました。師の堤剛先生からインスパイアされたものを自分なりにいちばん表現できる曲であり、思いが詰まった曲です。  
また、カザルス作曲「鳥の歌」は、国連本部でカザルス自身が平和への想いを込めて演奏したことで有名ですが、自分にとっては高校時代のデビュー・リサイタルや、天皇皇后両陛下のご臨席を賜ったリサイタルなど、ターニングポイントとなる場所で弾いてきました。
ほかの収録曲も、それぞれに思い出や思い入れが濃密に詰まっています。
皆様にお聴きいただけましたら幸いです。

笹沼樹


190cmを超える長身で奏でる豊かな響きと、日本人離れした情熱的な演奏で人々を魅了するチェリスト・笹沼樹。
桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)チェロ科を首席卒業後、学習院大学ドイツ語圏文化学科で学びながら、国内外コンクールでの入賞や音楽祭出演等、音楽活動の幅を広げてきた。
本作収録のポッパー「演奏会用ポロネーズ」やカサド「親愛の言葉」では、エネルギッシュで華やかな笹沼の演奏が際立ち、聴くものを高揚させる快演となっている。一方、ショパンやサン=サーンス、フォーレの楽曲では、豊潤な音色を存分に響かせながら、慈しみ深く表現した演奏。チェロの代表曲からピアノ、アリアの楽曲等も取り上げ、固定観念にとらわれず挑戦し続ける笹沼が、チェロでの表現を追求した一枚。
(日本コロムビア)

【プロフィール】
ARDミュンヘン国際コンクール弦楽四重奏部門第3位。ソロでは東京音楽コンクール第2位、日本音楽コンクール入選。室内楽奏者としても横浜国際、ルーマニア国際、ザルツブルク=モーツァルト国際などのコンクールで優勝。
 桐朋女子高等学校音楽科を首席卒業後、桐朋学園大学ソリストディプロマコース修了、並びに学習院大学文学部卒業。現在、桐朋学園大学大学院に在籍中。2017年6月に開催したリサイタルは天皇皇后両陛下をお迎えしての天覧公演となった。V.アダミーラ、古川展生、堤剛の各氏に師事。カルテット・アマービレ、ラ・ルーチェ弦楽八重奏団のメンバー。

石上 真由子/ヴァイオリン  Mayuko Ishigami/violin

その異能、規格外。医学と音楽の二足を極めながら、その音楽の才は海越えて、心揺さぶる

石上 真由子


日本コロムビア 公式YOUTUBEページより

ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
【収録曲】
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ  
1. Ⅰ.Con moto
2. Ⅱ.Ballada, Con moto
3. Ⅲ.Allegretto
4. Ⅳ.Adagio
5. ラヴェル:ハバネラ形式のヴォカリーズ
6. ラフマニノフ:ヴォカリーズ
7. 幸田 延:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調

【演奏】
石上 真由子(ヴァイオリン)
船橋美穂(ピアノ)

【録音】
2018年10月15-16日 富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ


【石上真由子さんご本人コメント】
10年前、クレーメル&アルゲリッチのレコードを聴いて惚れ込んだヤナーチェクの「ヴァイオリン・ソナタ」。デビューリサイタルで演奏して以来、私にとって一番大切な曲の1つでした。
10年間この曲と向き合ううちに、〈自分〉と〈自分の表現したい音楽〉との間に介在する ヴァイオリンという楽器の存在をいつしか忘れていました。

私にとってただ綺麗な音ばかりでは心地悪くて、いわゆる""雑音""も沢山織り込みました。
ヴァイオリンの音色が、私の声となり、ときには風の音、雨の香り、草木のざわめき、土のぬくもりとなって皆様に届きますように。

石上真由子



医大で研鑽を重ね医師免許を取得しながら、ヴァイオリニストとして活躍する異色の石上真由子。2008年の日本音楽コンクールにて第2位となりNHKでドキュメンタリーでも取り上げられその名をクラシックファンに知らしめた。拠点の関西を中心とし、ソロ、室内楽、オーケストラなど国内外に止まらず活躍の場を拡げている。
収録のヤナーチェクのヴァイオリン・ソナタは、石上の十八番とも言える曲で、情熱的で色彩豊かな音色が生み出す石上の真骨頂。ラフマニノフの「ヴォカリーズ」は呼吸をためらってしまうほど緊張感に満ちた唯一無二な演奏となっている。邦人作品の作曲家・幸田延は、かの大文豪・幸田露伴の妹で日本の洋楽の黎明期に素晴らしい才能を開花させた作曲家。元々レパートリーにあったこの曲を、数少ない録音の決定盤として世に送り出す。
(日本コロムビア)

【プロフィール】
第77回日本音楽コンクールにてヴァイオリン部門第2位、併せて岩谷賞(聴衆賞)、E・ナカミチ賞を受賞。佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラにてコンサートミストレス。
2010年、大阪のザ・フェニックスホールでリサイタル。11年、兵庫県立芸術文化センター大ホール(2001席)で1日2回公演のリサイタル。 NHK-FM『名曲リサイタル』出演。第7回ルーマニア国際音楽コンクールにて弦楽部門第1位及び全6部門を通じての最優秀賞、コンチェルト・デビュー賞受賞。第14回チェコ音楽コンクールヴァイオリン部門第1位受賞第1回バルトーク国際ヴァイオリンコンクールにて特別賞受賞。京都府立医科大学卒、医師。

鈴木 玲奈/ソプラノ  Reina Suzuki/soprano

いつも身に着けていたい宝石のような歌声
美しく華やかな容姿と正確無比なコロラトゥーラの技術で魅了するソプラノ

鈴木 玲奈


日本コロムビア 公式YOUTUBEページより

Bell Song~鐘の歌
【収録曲】
1.ドリーブ:歌劇《ラクメ》~若いインド娘はどこへ(鐘の歌)
2.デラックァ:ヴィラネル
3.R.シュトラウス:アモール 6つの歌より Op.68-5
4.トマ:歌劇《ハムレット》~私を遊びの仲間に入れてください
5.ロイド=ウェバー:ピエ・イエズ
6.なかにしあかね(詩・星野富弘):今日もひとつ

【演奏】
鈴木 玲奈(ソプラノ)
篠宮久徳(ピアノ)

【録音】
2018年10月16-17日 富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ

【鈴木玲奈さんご本人コメント】
皆様こんにちは、ソプラノ歌手の鈴木玲奈です!
この度、日本コロムビアよりCDデビューをさせていただく運びとなり、大変嬉しく思っております。
私が以前より憧れ、様々な時を共にしてまいりました思い入れの深い曲を集めて収録させていただきました。
一曲一曲心を込めて歌わせていただきましたので、おひとりでも多くの方にこのCDをお手に取っていただけましたら嬉しいです!
今後もより一層クラシック音楽の魅力をお伝えできるよう活動してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

鈴木玲奈



数多くの有望な新人音楽家を世に送り続けている日本音楽コンクール声楽部門優勝をはじめ、数々の受賞歴を持ち、すでにオペラやコンサートなどで活躍の場を広げている鈴木玲奈。聴くものの心をたちまち魅了し、限りない幸福感と安らぎを感じさせてくれる歌唱と共に、華やかな容姿と完璧なコロラトゥーラの技術で表現された魅惑的な響きは、まさに彼女の名前が表す鈴の音色です。どの曲も例え言葉は解らずとも、瞼の裏にその舞台が、場面が浮かんでくるような素晴らしい表現力で聴かせ、天賦の音楽性での日本声楽界でのコロラトゥーラの女王となるべく逸材でもあります。
音という宝石が触れ合って共鳴する曇りのない鈴木玲奈の美しい歌声に、いつまでも触れていたいアルバムです。
(日本コロムビア)

【プロフィール】
東京音楽大学声楽演奏家コース及び同大学院を共に首席で修了。
第86回日本音楽コンクール声楽部門第1位。第49回日伊声楽コンコルソ第3位。第15回世界オペラ歌唱コンクール「新しい声2013」アジア代表など多数受賞。
日生劇場でのオペラ「後宮からの逃走」ブロンデ役をはじめ、「ラ・ボエーム」ムゼッタ役、歌劇「BLACKJACK」彩香役などを演じ、歌唱とともに大胆な演技力で好評を博す。
オラトリオのソロも多数務めるほか、国内外でますます活躍の場を広げている。
ミュンヘン、ウィーンにて研鑽を積む。

古海 行子/ピアノ  Yasuko Furumi/piano

内に秘めた蒼い熱を瞬時に解き放つ―音符の行間にひそむパッションと狂気を引き出す若き鬼才

古海 行子


日本コロムビア 公式YOUTUBEページより

シューマン:ピアノ・ソナタ第3番
【収録曲】
シューマン:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調
1. Ⅰ.Allegro
2. Ⅱ.Scherzo, Molto commodo
3. Ⅲ.Quasi Variazoni, Andantino de Clara Wieck
4. Ⅳ.Prestissimo possibile
5. リスト:超絶技巧練習曲 第5番「鬼火」
6. 大澤壽人:てまりうたロンド *世界初録音

【演奏】
古海 行子(ピアノ)

【録音】
2018年11月7-8日 浦安音楽ホール

【古海行子さんご本人コメント】
この度、日本コロムビアの新しいレーベル『Opus One』からCDを出すこととなり、とても嬉しく思っております。
今回のCDのメイン曲であるシューマン作曲のピアノソナタ第3番は、シューマンからひとりの女性への熱い想いに溢れた作品です。愛し合っていたにも関わらず妨害され、会うことも手紙を交わすことも出来なかった状況の中で作曲されたので、苦しみ、やりきれない気持ち、恋人への深い愛情など、現代に生きる私たちにも共感できる感情を音楽から感じられるんじゃないかと思います。
ぜひ一度聴いていただけたら嬉しいです。

古海行子



現在、昭和音楽大学3年生の古海行子は、今年行われた高松国際ピアノコンクールで日本人初優勝を果たし、注目されているピアニスト。過去のコンクールやリサイタルでも度々取り上げているシューマン:ピアノ・ソナタ第3番は、大きくはないその身体から生み出される内に秘めた蒼い熱を瞬時に解き放ち、ピアノの前で雄弁に語るダイナミックな演奏となっている。リストの「鬼火」は3分半という短い時間の中にドラマが描かれ駆け抜けていく。
邦人作曲家の大澤壽人は、戦前・戦中に活躍し21世紀になり注目を集めた天才作曲家。1000に及ぶ作編曲を遺しているが、初演されていない曲も多数あり、今回の「てまりうたロンド」はこれが世界初録音となる。陽の目を見ない作品を取り上げていき世に残していく姿勢を持つ古海と重なり実現した初録音。
「てまりうたロンド」資料提供:神戸女学院所蔵資料「大澤壽人遺作コレクション」
(日本コロムビア)

【プロフィール】
第4回高松国際ピアノコンクール優勝、5つの特別賞を受賞。第40回ピティナピアノコンペティション全国決勝大会G級金賞、コンチェルトB部門第1位。第20回浜松国際ピアノアカデミーコンクール第2位、ショパン国際ピアノコンクールin ASIAアジア大会高校生部門金賞等数々のコンクールで受賞し、国内外で演奏活動を行う。昭和音楽大学ピアノ演奏家コース3年、同附属ピアノアートアカデミー在籍。江口文子氏に師事。

秋田 勇魚/ギター  Isana Akita/guitar

ギターで描き出される物語と風景 ~音の世界へ誘う勇魚

秋田 勇魚


日本コロムビア 公式YOUTUBEページより

AQUARELL
【収録曲】
1.デ・ラ・マーサ:ロンデーニャ
セルジオ・アサド:アクアレル
2. Ⅰ.ディヴェルティメント
3. Ⅱ.ヴァルセアーナ
4. Ⅲ.プレリュード&トッカティーナ
5.フリアン・アルカス: 椿姫の主題による幻想曲
6.J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ (デイヴィッド・ラッセル編)
7.加藤昌則:5つの失われし手紙 より  Ⅲ.スコットランドの夕暮れの手紙
8.アリエル・アッセルボーン:ギターのための小動物の組曲より 盲目の猫

【演奏】
秋田 勇魚(ギター)

【録音】
2018年11月10-11日 TAGO STUDIO TAKASAKI

【秋田勇魚さんご本人コメント】
念願だった自身のCDアルバムが『Opus One』のメンバーの一人として作れてとても満足しています。
録音を何度聞き返しても各曲の思い入れや、細かな各フレーズへの深い思い入れがふつふつと沸き起こってきます。
今回のアルバムでは自分の温めてきた曲を録音しているのは勿論、「アクアレル」をはじめギターという楽器がとてもカッコよく響く曲を沢山収録しています。
また、オペラの名曲「椿姫」のギターアレンジが更にギターの魅力を引き出しています。
皆さまにとって、ギターも気になる楽器の一つになり、妙味溢れるアルバムになることを願っています。
よろしくお願いします!

秋田勇魚



パリで研鑽中の秋田勇魚(あきたいさな)。長身な体格でワイルドなルックスとは裏腹に、繊細にしとやかに奏でる秋田の音楽は、聴くものの心を音の世界に引き込んでいける説得力があります。それはまるでギターで描き出される物語と風景がタイトルのアクアレル(水彩画)のような美しい色彩の絵画。ギターの音色を通して秋田勇魚の優しい人柄も伝わってきます。
今回のファーストアルバムではそれぞれに思いがある曲を選曲。国際コンクール優勝曲でもある颯爽と演奏するロンデーニャ、肺病にかかったヒロイン・ヴィオレッタの切ない旋律と華麗な旋律の演奏と共に心象風景を巧みに表現している椿姫の主題による幻想曲。そして秋田が師事している福田進一、大萩康司もレコーディングをしている大曲「アクアレル」に挑みました。
クラシック・ギター界にとどまらず、ジャンルを超えた音楽での活躍も期待される新星です。
(日本コロムビア)

【プロフィール】
7歳よりギターを村治昇、高田元太郎、ジェレミー・ジューヴに師事。同時に大萩康司、福田進一等国内外多数のギタリストにマスタークラスを受講。
国内主要ギターコンクールで優勝した後に、アルビ国際ギターコンクールにおいて優勝。台湾国際ギターコンクール審査員特別賞、イーストエンド国際ギターコンクール第2位及び聴衆賞受賞。2016年ミスター慶應SFCファイナリスト。2017年より慶應義塾大学を休学し活動拠点をフランスのパリに移す。現在パリ地方音楽院にてジェラール・アビトンに師事。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年12月05日 00:00

更新: 2019年02月13日 00:00