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トビー・ミラー&アンサンブル・ダンギー~ニコラ・シェドヴィル:『春、または楽しい四季』(ヴィヴァルディの『四季』にもとずく)


[Outhere Music 公式チャンネルより]

ヴィヴァルディの『四季』は20世紀に劇的復権を遂げるよりはるか昔、18世紀のパリでも大人気でした。とくに「春」はモーツァルトが最初にパリを訪れた1764年にも公の場で演奏されていたほど。
この人気を見逃さなかったのが、楽譜出版業界でも活躍をみせた音楽家シェドヴィル……ヴィヴァルディの既存作品の数々から切り貼りで『忠実な羊飼い』というソナタ集を(堂々ヴィヴァルディの作品13として)発表したこともある彼は『四季』を下敷に、同様の手法で編作した2曲を加えた全6曲からなる『楽しい四季』という曲集を出版。

折しもパリのアマチュア音楽家たちのあいだで人気だった楽器ヴィエラルー(ハーディガーディ、弦をこする車輪をハンドルで回して弾く弦楽器)で有名曲を弾ける楽譜として成功を収めたこの曲集を、フランス・バロックの作曲家たちの作品集(『美しきヴィエル弾き』RIC382)でめざましい技巧を聴かせてくれた新世代ヴィエラルー奏者トビー・ミラーが室内楽編成で、隅々まで流麗な最新解釈で聴かせてくれます。
古楽通には知られた曲集ながら詳細を知る機会も少ないところ、充実した解説(国内仕様では全訳付)もありがたい1枚です。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
ニコラ・シェドヴィル(1705-1782):『春、または楽しい四季』(ヴィヴァルディの『四季』にもとずく)
1-3.春
4-6.夏のさまざまな楽しみ
7-9.収穫期
10-12.秋
13-15.サン=マルタン祭のさまざまな楽しみ
16-18.冬

【演奏】
トビー・ミラー(バロック式ヴィエラルー=ハーディガーディ、総指揮)

アンサンブル・ダンギー(古楽器使用)
メンバー:
エリー・ニメロスキ、アムライ・ショーン・グロッス(ヴァイオリン)
キャロライン・リッチー(チェロ)
ノラ・ハンセン(ファゴット)
サム・シャンパン(テオルボ、バロックギター)
ヨハンネス・ケラー(チェンバロ)

【録音】
2018年、サンテーユ聖母教会、シラン(フランス南部エロー県)

輸入盤

 

国内仕様盤

[日本語解説付]
解説日本語訳:白沢達生

 

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年01月08日 00:00